
リヴァプールのチケット価格が急激に高騰しているようだ。27日、イギリス紙『デイリー・ミラー』が伝えている。
リヴァプールは、26日にユルゲン・クロップ監督が2023-24シーズンをもって退任することを発表。多くの監督や選手たちからコメントが寄せられるなか、その決断はチケットにまで影響し始めているようだ。
同紙によると、クロップ監督の『アンフィールド』でのラストマッチのチケット価格が、二次サイトで急激に高騰している模様。指揮官が座るベンチ付近の座席は、定価60ポンド(約1万1000円)で販売されていたものの、現在は1万8000ポンド(約340万円)という高値で取引されており、税金やサービス料が上乗せされると、最終的な請求額は2万4480ポンド(約460万円)になるという。
また、2013年にアレックス・ファーガソン氏がマンチェスター・ユナイテッドで最後に指揮を執った試合のチケットは、引退発表後に3000ポンド(約56万円)で落札されたと紹介し、通常価格の“408倍”に値上がりしたクロップ監督ラストマッチへの衝撃を伝えている。
なお、今回のチケット価格高騰の背景には、クロップ監督退任だけでなく、クラブが首位を走っていることも理由であると指摘。リヴァプールが最後にプレミアリーグを制した2019-2020シーズンは、新型コロナウイルスのパンデミックによって無観客のなかトロフィーを掲げていた。同紙は、「サポーターは、56歳の彼(クロップ監督)がプレミアリーグで優勝して華麗に退団するのを見たいと思っている」と主張した。