リヴァプール主将ファン・ダイク、クロップ監督退任に言及「受け止めるのは難しい」

 リヴァプールの主将を務めるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、今シーズン限りでの退任を発表したユルゲン・クロップ監督について言及した。27日、クラブ公式サイトが伝えている。

 2015年夏からリヴァプールを率いているクロップ監督は、2018-19シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)制覇、翌シーズンにはプレミアリーグ優勝を成し遂げるなど、これまで合計7つのタイトルを獲得。今シーズンもプレミアリーグで首位に立っているほか、ヨーロッパリーグ(EL)、カラバオ・カップとFAカップでも優勝の可能性を残している中で、26日に今シーズン限りで退任することを表明した。

 恩師の発表を受け、2018年1月からリヴァプールでプレーしているファン・ダイクは、「受け止めるのは難しい。なぜなら、監督は僕たちにとって、僕にとって、クラブにとって、プレミアリーグにとっても大きな意味を持っていると思うからね」と心境を吐露しながら、「しかし、彼は自分と家族のために決断をした。いつだって厳しい決断であり、間違いなくそうだったと思うよ」と決断を尊重しつつ、次のように続けた。

「もちろん、プライベートな状況で僕たちに伝えてくれたし、僕たち皆が一緒だった。先ほども言ったようにこれを受け入れることは難しいことだが、僕たちの考えは仕事に集中することだ。今年は達成すべき目標がまだまだたくさんある。シーズンを最高の形で終え、一緒にボスと祝おうじゃないか?」

 突然、クロップ監督が退任を発表したことで大きな衝撃が走っているが、ファン・ダイクは「僕個人としては、自分たちが掲げている目標や達成しようとしている目標がニュースによって妨げられないようにすることが大事」だと考えていることも強調した。

「監督もそれを望んでいると思う。僕たちは今の調子、プレースタイル、そして非常にうまくやっている選手たちと一緒に自信を保ち続けて多くのことを達成したいと思っている。だからこそ、続けなければならない。それは監督も望んでいることでもあり、僕たちは外野の騒音を遮断して、視野を狭め、監督がクラブにいるこの数カ月で成功を収めることに集中しなければならない」

externallink関連リンク

●リヴァプール、クロップ監督の今季限りでの退任を発表…“長期政権”は約9年で終焉へ●今季限りでの退任を決断したクロップ監督「僕たちはもう若いウサギじゃない」●ペップ、“宿敵”クロップ監督の退任発表にショック…「彼は私の人生で最高のライバルだった」●クロップ監督の後任説浮上も…ブライトン指揮官「私の焦点ではない」●リヴァプールの次期指揮官候補と報じられるシャビ・アロンソ監督「次のステップを考える時期ではない」
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)