今季終了後にチェルシー退団か…39歳T・シウヴァ「予定は特にない」

 チェルシーに所属するブラジル代表DFチアゴ・シウヴァが、今シーズン終了後に退団することを示唆した。24日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 1984年9月22日生まれのT・シウヴァは、ミランやパリ・サンジェルマンなどでも活躍。2020年夏にフリー移籍でチェルシーに加入した。2020-21シーズンには念願だった自身初のチャンピオンズリーグ制覇も成し遂げ、これまで公式戦通算141試合に出場し、7ゴール4アシストを記録している。

 39歳となった今シーズンもプレミアリーグ第21節終了時点で19試合にフル出場するなど、20試合に出場しており、不動のセンターバック(CB)としてチームを支えている。

 2022年5月にオーナーが交代して以降、若手路線に舵を切ったチーム事情のなか、昨年2月には契約更新に至っていたT・シウヴァ。それでも、現行契約は2024年6月30日までとなっており、現時点では延長オファーは提示されていない模様で、今季終了後にはキャリアをスタートさせた古巣フルミネンセ(ブラジル)に戻ることも噂されている。

 かつて40歳までプレーしたいと語っていたT・シウヴァは自身の去就について聞かれると、「この後の予定は特にない。ここでは何も予定されていないよ。ただ楽しみたいだけなんだ。(自分のキャリアが)終わりに近づいていることはわかっているけど、まだ終わっていないので、適切な時期を選びたいと思う」と加入後、毎年結んできたチェルシーとの契約延長の予定はないことを示唆しつつ、次のように続けた。

「今でもいいパフォーマンスを維持することができている。数字はいいと思う。これによって安心して続けることができている。今、未来は神のものだ。ここでの4カ月をうまく終えて、そしてその後に何が起きるかは見ていこう。でも、そのことについてはとてもリラックスしているよ」

「(チェルシーファンとの関係は)大きな誇りの源だ。非常に短い時間で、情熱を持って信頼を獲得することができたと言えると思う。とても、とても早かったし、ここでプレーできるたびに幸せに思っている。試合が終わるたびに終わっていくという実感があり、それは少し悲しい。でも、最も重要なピッチ上でのパフォーマンスには満足している」

 また、23日に行われたカラバオ・カップ準決勝セカンドレグのミドルスブラ戦にフル出場して6-1での勝利に貢献していたT・シウヴァは「またウェンブリーで決勝戦を迎える。記憶が間違ってなければ、3回あそこに行ったけど、3回とも敗れてしまっている。だから、勝つ時が来たと思わないかい?」と初のカラバオ・カップ制覇への意気込みを口にした。

 なお、カラバオ・カップ決勝の対戦相手はリヴァプールに決まり、2021-22シーズンと同カードとなることが決定。同試合に120分フル出場したものの、PK戦の末に敗れていたT・シウヴァにとっては、リベンジの機会を得ることとなった。注目の一戦は2月25日に開催される。

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