インテルがスーペルコッパ3連覇! 後半ATに主将ラウタロが決勝弾…10人のナポリを下す

 スーペルコッパ・イタリアーナ決勝が22日に行われ、ナポリとインテルが対戦した。

 昨シーズンのセリエA王者と2位チーム、コッパ・イタリア王者と準優勝チームの合計4チームがトーナメント方式で激突するスーペルコッパ・イタリアーナ。今年の決勝は9年ぶり3度目の優勝を目指すナポリと、3連覇を狙うインテルの顔合わせとなった。ナポリは準決勝でフィオレンティーナに3-0で快勝。対するインテルもラツィオを3-0で下し決勝戦に駒を進めている。サウジアラビアの地でタイトルを手にするのはどちらのチームになるだろうか。

 序盤はナポリが流動的なポゼッションと鋭い出足で主導権を握る。しかし、やや後手に回っていたインテルも徐々に盛り返し、15分にはロングスローのこぼれ球を拾ったフェデリコ・ディマルコがボックス手前から際どいシュートを放つ。18分には右に開いたマルクス・テュラムが中央へ折り返し、ラウタロ・マルティネスの落としを受けたヘンリク・ムヒタリアンが右足を振り抜いたが、シュートは枠を捉えられなかった。

 その後はインテルがボール保持率を高め、幾度となくナポリゴール前に迫っていく。31分、左サイドの高い位置を取ったフランチェスコ・アチェルビのアーリークロスにラウタロ・マルティネスが頭で合わせたが枠の左へ。38分にはDFラインの背後を取ったテュラムが左から折り返し、走り込んだラウタロがダイレクトで合わせてネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。その後もスコアは動かず、前半は0-0で終了した。

 後半最初のチャンスは51分のナポリ。カウンターの流れでボールを受けたフヴィチャ・クヴァラツヘリアがカットインから右足を振り抜く。狙い澄ましたシュートは枠を捉えたが、GKヤン・ゾマーの好セーブに阻まれた。良い形で後半に入ったナポリだったが、60分にジョバンニ・シメオネがフランチェスコ・アチェルビに対するタックルでこの日2枚目のイエローカードを提示され退場に。残り時間を10人で戦うことを余儀なくされた。

 数的優位となったインテルは67分、ディマルコのクロスをファーサイドのベンジャマン・パヴァールが折り返し、ゴール前のテュラムにボールが渡るもシュートはミートせず。85分には途中出場の2人が決定機を創出。アレクシス・サンチェスがボックス内へラストパスを送り、マルコ・アルナウトヴィッチが至近距離から右足を振り抜くも、GKピエルルイジ・ゴッリーニの好セーブに阻まれた。

 迎えた90+1分、右サイドの敵陣深くへ侵入したパヴァールがグラウンダーで中央へ折り返すと、待ち構えていたのはラウタロ。倒れ込みながらも右足でゴールに叩き込み、インテルが土壇場で先制に成功した。試合はこのまま0-1で終了。勝利したインテルが大会3連覇、そして通算8度目の優勝を果たした。

【スコア】
ナポリ 0-1 インテル

【得点者】
0-1 90+1分 ラウタロ・マルティネス(インテル)

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