
セリエA第21節が21日に行われ、レッチェとユヴェントスが対戦した。
前節はサッスオーロ相手に3-0の快勝を収め、リーグ戦4連勝を飾ると共に公式戦での無敗記録を「17」まで伸ばしたユヴェントス。4シーズンぶりの優勝を目指すセリエAではここまで僅か1敗しか喫しておらず、首位インテルと「2」ポイント差の2位につけている。今節は暫定13位レッチェの本拠地に乗り込み、5連勝と暫定首位への浮上を目指す。
ユヴェントスは試合開始15秒足らずでドゥシャン・ヴラホヴィッチが決定的なシュートを放つなど、序盤から攻勢を強める。11分、ファビオ・ミレッティの左CKにウェストン・マッケニーが打点の高いヘディングで合わせるも、DFのクリアに阻まれ得点ならず。直後にはフィリップ・コスティッチがボックス内で左足を振り抜いたが、シュートは枠の上へ外れた。対するレッチェは最前線のニコラ・クルストヴィッチを起点にチャンスをうかがう。
その後もボール保持率で上回るユヴェントスが試合の主導権を握り、何度か良い形で敵陣バイタルエリアやボックス内に侵入する。しかし、立て続けにシュートを放った序盤とは異なり、なかなか決定的なチャンスを作ることができない。対するレッチェもミドルシュート以外に目立ったシーンを作ることができず、前半はスコアレスでの折り返しとなった。
後半に入り49分、ユヴェントスはミレッティのボックス内からのシュートで左CKを獲得し、再びマッケニーが頭で合わせるもボールはGKの正面へ。59分にはカウンターでレッチェゴールに迫ると、シュートのこぼれ球を拾ったアンドレア・カンビアーゾがクロスを供給。待ち構えていたヴラホヴィッチがボレーでネットを揺らし、ユヴェントスが先制に成功した。ヴラホヴィッチにとってはリーグ戦での今シーズン10ゴール目となっている。
リードを奪ったユヴェントスは68分、右に開いたコスティッチが精度の高いクロスを供給すると、マッケニーが折り返したボールをヴラホヴィッチが押し込みリードを2点に広げる。85分にはサミュエル・イリング・ジュニオールのFKにグレイソン・ブレーメルが打点の高いヘディングで合わせ、決定的な3点目を奪った。余裕の展開となったユヴェントスはGKヴォイチェフ・シュチェスニーを中心とした守りでレッチェに得点を許さない。
試合はこのまま0-3で終了し、勝利したユヴェントスが公式戦での無敗記録を「18」まで伸ばすとともにセリエAの暫定首位に浮上した。次節、レッチェは28日にアウェイでジェノアと、ユヴェントスは27日にホームでエンポリと対戦する。
【スコア】
レッチェ 0-3 ユヴェントス
【得点者】
0-1 59分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)
0-2 68分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)
0-3 85分 グレイソン・ブレーメル(ユヴェントス)