
バイエルンが、ニューカッスルに所属するイングランド代表DFキーラン・トリッピアーに関心を示しているようだ。20日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
バイエルンはパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表DFノルディ・ムキエレを獲得することを目指しているものの、PSGとの交渉が難航していることが明らかになっている。そこで、バイエルンは代役としてトリッピアーの獲得に関心を示しているという。
報道によると、バイエルンは買い取り義務付きのレンタル移籍、もしくは完全移籍でのオファーを提示している模様で、一部では個人合意に達したとされているトリッピアーは移籍に前向きになっていることが伝えられている。
それでも、ニューカッスルとしては第一候補の右サイドバックである同選手を売却することに興味がなく、バイエルンからのオファーを拒否したようだ。
現在33歳のトリッピアーは高精度のクロスを売りとする右サイドバック。マンチェスター・シティの下部組織出身で、2011年夏に当時エディ・ハウ監督(現ニューカッスル指揮官)が率いていたバーンリーへと移籍した。2015年夏にトッテナムへのステップアップを果たし、2018-19シーズンにはチャンピオンズリーグ決勝の舞台も経験した。2019年夏にアトレティコ・マドリードへと完全移籍した後、2022年1月にニューカッスルに完全移籍で加入した。
2021年10月にサウジアラビアの政府系ファンドによる買収が成立し、世界有数の金満クラブとなったニューカッスルの補強第1号となったトリッピアー。昨シーズンはプレミアリーグを4位で終え、21シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得にも貢献し、今シーズンもここまで公式戦28試合に出場するなど主力として活躍しているが、果たしてバイエルンに移籍することはあるのだろうか。