「ストレスがたまる一日」 畑岡奈紗がグリーン上で感じた“違和感”

<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 3日目◇20日◇レイクノナG&CC(米フロリダ州)◇6608ヤード・パー72>

2バーディ・3ボギーの「73」。畑岡奈紗にとって、ホームコースで戦う今季開幕戦の第3ラウンドは「ストレスがたまる一日」になってしまった。大きな原因は「気持ち悪さが…」と話すパッティングのストロークにある。

ボギーが先に来た初日、2日目とは違い、この日は前半2番パー5で奪ったバーディから滑り出した。続く3番も、バーディパットが1メートル強オーバーしたが、返しを決めてのナイスパーセーブ。上々の立ち上がりだった。

だが、雰囲気は徐々に悪化。「前半はそんな(悪い)感じではなかった。途中、途中でストロークを確認しながらやったけど思い通りいかず。きのうまでも入っていても気持ち悪い打ち方をして入ってもいた。そこがしっくりこない」。こう自分のゴルフを切り捨てる。

3日目のレイクノナは北風が吹き、前日よりも少し気温が下がったが、それはショットの精度にも影響を及ぼす。「思うように体が動かなかったり、距離も出なかったり。長いクラブを握る場面が多くて難しかったですね」。とはいえ、フェアウェイキープ11回は前日と同じで、計測ホールでの飛距離251ヤードは、この3日間で最高の数値。パーオン数は13回と前日までの15回を下回ったがそこまで悪い数字でもなく、やはり3日続けて「31」のパット数がスコアメイクに影響を及ぼしている。

“あと一筋”が続くなか感じているのは、「スライス(ライン)がうまく打てていない」こと。「ラインに影響されて振ってしまったり、自分のアークを描いてストロークできてない」。これまでの傾向も踏まえ、この部分に原因を求めている。

ラウンド後には、レーザー付きの練習器具を使ってストロークをチェックし、あすの最終日に向かう。トータル3アンダー・15位タイからの浮上へ。「まだ60台を出せていないので、あしたこそ」。グリーン上で感じる違和感とは、今週のうちに決着をつけておきたい。(文・間宮輝憲)

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