“米デビュー戦”で稲見萌寧が選ぶ14本は? 話題の新1Wの姿も【開幕戦クラブチェック】

<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 事前情報◇16日◇レイクノナG&CC(米フロリダ州)◇6608ヤード・パー72>

新たなドライバーとともに、新天地での戦いがスタートするかもしれない。今季から米国女子ツアーを主戦場にする稲見萌寧は、開幕2日前となったこの日、インコース9ホールをプレー。途中、雨がぱらつくなか、その後は練習でも入念に感触を確かめた。
そんな稲見のバッグには、話題の一本が投入されていた。テーラーメイドが先日発表したニュードライバー『Qi10 LS』だ。ボール初速を維持しながら、『Qi10 MAX』は同社史上最高の慣性モーメント「10k(10000g-cm2)」を達成。“やさしくて飛ぶ”というのがうたい文句になっている。

3つあるモデルのうち、稲見が選んだLSは低スピンタイプ。DPワールド(欧州)ツアーの「ドバイ招待」では、同機種を使用したトミー・フリートウッド(イングランド)が優勝と、早くも結果を残している。

オフにテストを重ねて選んだ一本。フロリダの練習場でも何球もボールを打ち込む姿が見かけられた。「まだ(投入するかどうかは)確実ではない」と、開幕直前までエースの『ステルス2 プラス』と迷うことにはなりそうなだけに、その手元にも注目が集まる。

それ以外は、優勝し米ツアーチケットを手にした昨年11月「TOTOジャパンクラシック」のセッティングと大きな変わりはない。アイアンはミズノの『Mizuno Pro 243』、パターもテーラーメイドの『トラスTB1 トラスヒール』と安定のメンツがそろえられている。

プロアマが行われる17日には注目選手のひとりとして、公式会見にも出席する予定。同日に会見が行われるのはアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)やリディア・コ(ニュージーランド)らトッププレーヤーばかり。その“仲間入り”を果たしたことになる。

キャリアの大目標に掲げてきた、日本ツアーの永久シード獲得(通算30勝)達成を先延ばしにして挑む舞台のスタートは目前。その一歩目から快音を響かせてもらいたい。

【稲見萌寧の16日に使用したクラブセッティング】
1W:テーラーメイド Qi10 LS (10.5度/The ATTAS V2 5S)
3W:テーラーメイド ステルス2(15度/The ATTAS V2 5S)
3、4U:テーラーメイド ステルス2レスキュー(19、22度/N.S.PROプロトタイプ)
5I~PW:ミズノ Mizuno Pro 243(スチールファイバー fc 90cw)
48、52、58度:タイトリスト ボーケイSM9(スチールファイバー fc 90cw)
PT:テーラーメイド トラスTB1 トラスヒール
BALL:ブリヂストン ツアーB XS

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