アタランタ、2-1の逆転勝利でミランを撃破! コッパ・イタリア準決勝に駒を進める

 コッパ・イタリア準々決勝が10日に行われ、ミランとアタランタが対戦した。

 2日に行われたラウンド16でカリアリを4-1の大勝で下したミランは、直近の公式戦6試合無敗と好調を維持。サッスオーロを3-1で破って準々決勝に進んだアタランタも、公式戦3試合無敗と調子は上々だ。イタリア屈指の強豪クラブ同士による準々決勝が、ミランの本拠地『サン・シーロ』で開催された。

 試合は、一発勝負の緊張感が伝わる堅い展開が続く。すると39分、判定に対して抗議を行ったアタランタ指揮官のジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督にイエローカードが提示される。興奮が収まらないガスペリーニ監督はさらに抗議を続け、2枚目のイエローカードを受けたことで退場処分となってしまった。

 そんななか、45分にスコアが動く。GKからパスを受けたタイアニ・ラインデルスがドリブルで中央を持ち運び、左サイドで待つラファエル・レオンに繋ぐ。内側から駆け上がってきたテオ・エルナンデスとのワンツーから、再びボックス内でパスを受けたR・レオンがダイレクトで右足を振り抜くと、シュートはゴールへと吸い込まれ、ミランが先制に成功した。

 一方のアタランタも、直後の前半アディショナルタイムに試合を振り出しに戻す。細かいパスワークで右サイドを攻略し、シャルル・デ・ケテラーレがスルーパスを供給。右サイドのライン際を抜け出したエミル・ホルムがマイナスの折り返しを送ると、トゥーン・コープマイネルスが右足でネットを揺らして、すぐさまアタランタが同点に追いついた。

 1-1で迎えた57分、ボックス右でドリブル突破を仕掛けたアレクセイ・ミランチュクが、ミランのアレックス・ヒメネスに倒されPKを獲得する。プレッシャーがかかる局面のなか、キッカーを務めたコープマイネルスは、冷静にGKマイク・メニャンの逆をついてPKを成功。アタランタが値千金の逆転弾を奪った。

 結局、そのまま試合は2-1で終了。勝利したアタランタは、フィオレンティーナと日本時間4月4日に開催される準決勝・ファーストレグで対戦する。

【スコア】
ミラン 1-2 アタランタ

【得点者】
1-0 45分 ラファエル・レオン(ミラン)
1-1 45+2分 トゥーン・コープマイネルス(アタランタ)
1-2 59分 トゥーン・コープマイネルス(PK/アタランタ)

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