リヴァプール、3分間での逆転劇でフルアムに先勝! カラバオ・カップ決勝進出に前進

 カラバオ・カップ(リーグカップ)準決勝のファーストレグが10日に行われ、リヴァプールとフルアムが対戦した。

 準々決勝でウェストハムに5-1の大勝を収めたリヴァプールと、PK戦までもつれたエヴァートンとの接戦を制したフルアムが激突。エジプト代表FWモハメド・サラーと日本代表MF遠藤航が代表活動で離脱中のリヴァプールは、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが先発復帰を果たしている。

 試合序盤は、ホームのリヴァプールがボールを支配する。16分に、フルアムがカウンターを仕掛けると、アレクシス・マック・アリスターが中盤でボールを奪取。ライアン・フラーフェンベルフに繋ぎ、ハーヴェイ・エリオットがダイレクトでボックス内にパスを送ると、ディオゴ・ジョッタが右足で角度のないエリアからシュートを放つ。しかし、ボールは枠を捉えきれずに左サイドへと流れてしまった。

 すると、19分にフルアムがスコアを動かす。前線から激しくプレッシャーをかけ、右サイド深くでボールを奪うと、ヘディングでパスを繋ぎながら前進。リヴァプールのファン・ダイクが浮き球の処理を誤った隙を逃さず、アンドレアス・ペレイラがボックス内に侵襲してマイナスの折り返しを供給し、ボールを受けたウィリアンが細かいタッチでDFを突破しながらシュートを放つ。右足で狙ったシュートは、相手選手の股下を通過してゴールイン。アウェイのフルアムが先制に成功した。

 リードを許したリヴァプールは、49分に最終ラインからパスを繋ぐとマック・アリスターが鋭い縦パスを差し込む。ボールを引き出したフラーフェンベルフがターンをして前を向くと、推進力のあるドリブルで中央を突破。ボックス手前での切り返しでDFのタイミングを外し、右足を振り抜いたものの、シュートはゴールの左へとわずかに逸れてしまった。

 そんななか、68分にリヴァプールが試合を振り出しに戻す。フルアム陣内の右サイドでコナー・ブラッドリーがインターセプト。勢いよくショートカウンターを仕掛けると、ジョッタがボールを中央に運び、ダルウィン・ヌニェスを経由してカーティス・ジョーンズへとパスが渡る。ボックス前から左足で放ったミドルシュートは、相手選手に当たってゴールへと吸い込まれた。

 さらに直後の71分、自陣でボールを奪った流れからパスを受けたジョッタが左サイドをドリブルで持ち運び、内側のスペースからスプリントしたヌニェスに繋ぐ。ファーストタッチから左足でマイナスのクロスを送ると、途中出場のコーディ・ガクポがダイレクトでネットを揺らし、貴重な逆転弾をマークした。

 結局、試合はそのまま2-1で終了し、リヴァプールが先勝を挙げた。決勝進出をかけたカラバオ・カップ準決勝セカンドレグは、24日にフルアムの本拠地『クレイヴン・コテージ』で開催される。

【スコア】
リヴァプール 2-1 フルアム

【得点者】
0-1 19分 ウィリアン(フルアム)
1-1 68分 カーティス・ジョーンズ(リヴァプール)
2-1 71分 コーディ・ガクポ(リヴァプール)

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