苦難の日々を乗り越えた原英莉花 “満面の笑み“で2度目の日本一【2023年下半期の1ショット】

2023年下半期は、ツアー界でどんな話題があったのか? ALBA Net恒例のライブフォトで閲覧された写真の上位20位を抽出し、それぞれ振り返ってみたい。今回は「日本女子オープン」での原英莉花より。

2020年以来2度目の日本一決定戦を制し、国内メジャー3勝目を飾った原。「本当にゴルフができるのかと思った時期を考えたら、早かったなと思います」と苦闘の日々を振り返った。
 
今年5月に持病として苦しめられてきたヘルニアの摘出手術を受けた。同じ月の「RKB×三井松島レディス」では、プロアマまで出場しながら本戦スタート前に欠場するほど、痛みのピークは“突然”やってきた。手術後はリハビリの日々。「(今後)本当にゴルフができるのかとも考えました」。そんな不安とも戦う毎日だった。
 
1カ月ほどでボールを打ち始めたが、フルスイングまではなかなかできない。ようやく8月の復帰戦「北海道meijiカップ」直前に、思い切りスイングができるまでになった。
 
そんな苦難を乗り越えて栄冠を勝ち取った24歳は、自信にあふれた表情で優勝会見に臨んだ。「復帰戦からワクワクしていました。日々練習できることもうれしいですし、腕を磨けずに試合に挑んでいたもどかしい時期を越えて、今は納得して試合に出られる。子供の頃に戻った気分です」と喜びにあふれた。
 
その後、挑戦した米女子ツアーの来季出場資格を争う2次予選会では、まさかのスコア誤記で失格した。来季以降も米ツアー参戦を目指す原は、1、2次予選会を免除され、最終予選会から出場可能となる世界ランキング75位以内を目指す。
 
「まずは(国内ツアーの)序盤で優勝することと、しっかりと世界ランク75位に入って向こう(米ツアー)に行く。あと宮里藍サントリーレディスまでに賞金ランク上位に入って、AIG女子オープン(全英)に出たいなって思っています」と来季の目標を掲げた。

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