
マンチェスター・ユナイテッドに所属するオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークのフランクフルト加入が、目前に迫っているようだ。20日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在26歳のファン・デ・ベークは、アヤックスの下部組織出身で2015年11月にトップチームデビュー。以降は中盤の主力として活躍し、2018-19シーズンの国内2冠とチャンピオンズリーグ準決勝進出などに貢献した。2020年には3900万ユーロ(約61億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに完全移籍したものの、レギュラーの座を勝ち取ることができず出場時間が減少。2021-22シーズン後半にはエヴァートンへの期限付き移籍を経験したが、ケガの影響もありリーグ戦7試合の出場にとどまった。迎えた今シーズンは、ここまでのリーグ戦で1試合に出場している。
今月15日に、フランクフルトへのレンタル移籍の可能性がメディアによって報じられたファン・デ・ベーク。移籍市場に精通するイタリア人記者ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、来年1月から2024年6月末までの半年間の期限付き移籍となる模様。契約には1500万ユーロ(約23億円)の買い取りオプションが付随するが、オプションの行使は義務ではないという。また、フランクフルトはマンチェスター・ユナイテッドに対し、レンタル料を支払うようだ。
そんななか同紙は、フロリアン・プレテンベルグ記者の情報を引用して紹介。すでにファン・デ・ベークはメディカルチェックを完了しており、両クラブ間で「いくつかの細かい点」を解決する必要があるものの問題はないと予想されており、フランクフルト側は今週中にも同選手の獲得を発表したいと考えていると伝えた。