
アトレティコ・マドリードに所属するフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが19日、同クラブにおける最多得点記録保持者となった。
ラ・リーガ第18節が19日に行われ、アトレティコ・マドリードはヘタフェと対戦。試合は、前半に退場者を出したアトレティコ・マドリードが44分にグリーズマンのゴールで先制に成功する。さらに、同点とされて迎えた63分にアルバロ・モラタが勝ち越し弾をマークし、6分後にはグリーズマンがPKで再び得点を決めてリードを2点差に広げた。しかし、終盤にヘタフェから立て続けに2点を奪われ、3-3のままゲームは終了している。
ヘタフェ戦のドローにより、昨季から続いていたホームでの連勝記録が「20」でストップしたアトレティコ・マドリード。クラブの新記録樹立まであと1勝というところで白星を逃した同クラブだったが、この試合で2ゴールを記録したグリーズマンは、クラブでの通算得点数を「173」に積み上げ、1964年から1974年までアトレティコ・マドリードで活躍した元スペイン代表FWルイス・アラゴネス氏が持つクラブ最多得点記録に並んだ。
試合後のインタビューに応じたグリーズマンは、「特別な夜だ。個人の部分では、たくさんの感情、喜びや誇りを感じた一方で、勝利できなかったのが残念だ。しかし、個人的にはチームに貢献できたこと、ルイスに並べたことが嬉しい」と喜びを口にしつつ、白星を逃した悔しさも吐露している。
また、グリーズマンは、“オルタレーサの賢者”と呼ばれるクラブのレジェンドへの尊敬を強調。「アトレティコは彼(ルイス氏)の人生であり、哲学であり、仕事であり、すべてだ。彼に追いつくのは嬉しいことだが、僕にはまだやるべきことがたくさんある」と述べながら、「彼のレベルには決して到達できないだろう。彼のようなレジェンドにはなれないと思う」とコメントした。
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