
バレンシアは14日、今夏に現役を引退したダビド・シルバの功績を称えるセレモニーを実施することを発表した。
発表によると、16日に本拠地『メスタージャ』にて行われる『ラ・リーガ第17節 バレンシアvsバルセロナ』の試合に合わせ、今夏に惜しまれながら現役を引退したダビド・シルバを表彰するとのことだ。『メスタージャ』の外壁には、ダビド・ビジャ氏やマリオ・ケンペス氏らクラブレジェンドの巨大バナーが設置されているが、新たにダビド・シルバのバナーがお披露目される模様。また、試合前のキックインセレモニーも担当することを併せて伝えている。
1986年1月8日生まれのダビド・シルバは現在37歳。クラブレベルでコパ・デル・レイ(国王杯)やプレミアリーグなどを、スペイン代表ではEUROとワールドカップを制覇した稀代の“魔術師”の始まりはバレンシアだ。15歳の頃にバレンシアのカンテラに入団したダビド・シルバは、順調に各カテゴリーを登ると、エイバルとセルタへのレンタル移籍を経て、2006年夏に復帰。クラブで一時代を築いたパブロ・アイマール氏から背番号『21』を継承し、在籍4シーズンでクラブ公式戦通算168試合出場・32得点36アシストを記録するとともに、国王杯のタイトルをクラブにもたらした。その後はマンチェスター・シティ、レアル・ソシエダと渡り歩き、今夏に左ひざの大ケガに伴い、プロキャリアに終止符を打っている。
ラ・リーガ4試合未勝利が続く、ルベン・バラハ監督のバレンシアは、偉大なクラブレジェンドに勝利というオマージュを捧げることができるのだろうか。