負傷者続出のマンU、リヴァプール戦では最大13人が起用不可か…医療部門改革の動きも?

 マンチェスター・ユナイテッドが13人の戦力を欠いた状態で週末のリヴァプール戦に臨む可能性があるようだ。13日、『ミラー』や『デイリーメール』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 今シーズンは序盤から不安定な戦いが続いているマンチェスター・ユナイテッド。プレミアリーグでは6位につけているものの、既に7敗を喫しており、首位リヴァプールとの勝ち点差は「10」。また、チャンピオンズリーグ(CL)・グループAでは6試合で1勝しか挙げられず、最下位でヨーロッパリーグ(EL)出場権すら逃す結果となった。ここまで公式戦24試合を消化し12敗を喫しており、敗戦数は昨シーズンの全公式戦62試合におけるそれと並んでいる。

 就任2年目のエリック・テン・ハフ監督を悩ませているのが負傷者の多さだ。現在はアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスやブラジル代表MFカゼミーロ、イングランド代表MFメイソン・マウントらが戦線離脱中で、直近で行われたCL・グループA第6節ではイングランド代表DFハリー・マグワイアと同DFルーク・ショーが途中交代を余儀なくされた。

 現地時間17日のプレミアリーグ第17節では敵地『アンフィールド』でリヴァプールと対戦するマンチェスター・ユナイテッドだが、多くの選手が負傷によりこの試合を欠場するものと見られている。加えて、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスは累積警告による出場停止処分により欠場が確定。規律違反が報じられているイングランド代表FWジェイドン・サンチョが引き続きスカッドから外れた場合、最大で13名の戦力を欠いた状態で週末の試合に臨む可能性があるようだ。

 そんななか、クラブ内部ではメディカル部門の改革に向けた動きが水面下で進んでいるようだ。報道によると、9月にアーセナルからやって来たゲイリー・オドリオスコル氏がこうした動きを主導しているとのこと。同氏は着任以来、自身がトップを務めるメディカル部門の監査に取り組んでおり、見直しの必要性を強く認識しているという。改革案では、性別、宗教、人種などメディカル部門の多様性を高めることや、スポーツ医学に関する先進的な知見を持つ若いスタッフの採用などが検討されており、調査結果の報告準備も概ね完了しているようだ。

 なお、ジム・ラトクリフ氏によるクラブ株式25パーセントの買収が完了した場合、メディカル部門改革に向けた動きは即座に実行される可能性が高いと報じられている。

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