
リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、今夏の移籍市場について言及した。12日、イギリス紙『デイリー・メール』が同監督のコメントを伝えている。
9日に行われたプレミアリーグ第16節のクリスタル・パレス戦で、2-1の勝利を収めたことにより、首位へと浮上したリヴァプール。そんななか、増築工事が完了した本拠地『アンフィールド』のテストイベントに出席したクロップ監督が、今夏の移籍市場を振り返った。
リヴァプールのメインターゲットと報じられていたエクアドル代表MFモイセス・カイセドとベルギー代表MFロメオ・ラヴィアの争奪戦でチェルシーに敗れたことによって、一部のメディアやファンから不安視されていたリヴァプール。しかしクロップ監督は、「この夏は移籍市場で奇妙なことがいくつか起こった」と述べながら、「ここだけの話、『なんてこった、私たちはラッキーだったんだ』ってことだよ!」とコメントしている。
続けて、「その瞬間にはわからなかったし、その時にはそう感じなかったね」と当時は自身が“ラッキー”であったことに気づかなかったと明かし、「他の守備的ミッドフィルダーが、リヴァプールに加わりたがらなかったのは明らかだったよ。そして、どうなったかは見ての通りだ。私たちは遠藤(航)を見つけたんだよ。彼は並外れた選手だ」とメインターゲットを逃したことで、日本代表MF遠藤航を獲得できたことを幸運であったと表現した。