
チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、同クラブに所属するアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスとエクアドル代表MFモイセス・カイセドについて言及した。9日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
現在22歳のE・フェルナンデスは、昨シーズン途中の2月に1億2100万ユーロ(約189億円)の移籍金でベンフィカから加入。当時のプレミアリーグ史上最高額となる移籍金でチェルシーに加わった同選手は、今季のリーグ戦で14試合に出場し、2ゴールをマークしている。今夏に総額1億1500万ポンド(約209億円)でブライトンから加入した現在22歳のカイセドは、ここまでリーグ戦13試合に出場している。
10日にエヴァートンとの一戦を控えたポチェッティーノ監督は、ともに高額な資金を投じて獲得した2人について、「彼らの関係はもちろん、そして個人としても改善する必要がある」と成長の過程であることを強調した。
また、「彼らはケーキでいうチェリー(メイン)ではない。若く経験もあまりない選手が組織作りの過程であるチームに来た場合、たとえ良いクオリティーを持っていたとしても、クラブが大金を払ったことを理由に、そのためだけにパフォーマンスを発揮しなければならないことは、サッカーの世界ではありえない」とチーム状況を念頭におきながら、パフォーマンスと移籍金を切り離して考えるべきだと主張している。