エンクンクはマンU戦も欠場へ、チェルシー指揮官「まだ早すぎる」…ラヴィアら他の負傷者にも言及

 チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、同クラブに所属しているフランス代表FWクリストファー・エンクンクの状況について語った。チェルシーのクラブ公式HPが5日に同監督のコメントを伝えている。

 今夏にライプツィヒからの完全移籍でチェルシーに加わったエンクンクは、プレシーズンマッチの4試合でチーム最多の3ゴールを記録するなど、新たな“ブルーズ”の顔としての活躍が期待されていた。しかし、プレシーズンマッチの中で左ひざ半月板を損傷し、手術を実施。シーズン開幕には間に合わず、長期離脱を強いられていた。

 一時は年内に復帰できるかどうかといった状況が予想されていたものの、11月の下旬にはイギリスメディア『イブニング・スタンダード』が復帰に近づいていると報道。既にトレーニングに参加していることが明かされた一方、ポチェッティーノ監督は慎重な姿勢を保っていた。11月のインターナショナルマッチウィーク明けに待望の公式戦デビューを飾る可能性も報じられていたが、11月25日に行われたプレミアリーグ第13節ニューカッスル戦(●1-4)、12月3日に行われた第14節ブライトン戦(○3-2)ではメンバーに入っていない。

 このような状況の中、チェルシーは現地時間6日に第15節でマンチェスター・ユナイテッドとのアウェイゲームに臨む。前日会見でエンクンク復帰の可能性について問われたポチェッティーノ監督は「明日はまだ早すぎる」と返答。「もちろん、起用できるのならば今すぐにでも起用したい。だが、大きな負傷に悩まされた後は慎重に経過を見ていかなければならない」と付け加え、焦りは禁物だと主張した。

「私は一刻も早く負傷している選手たちをピッチに立たせたい。だから選手が復帰に近付いていることを喜ばしく思っている。しかし、我々のような立場の人間は慎重さを欠いてはならないんだ。もちろん、彼については準備が整えば、すぐにでも合流してもらうつもりだよ」

 また、ポチェッティーノ監督は今夏の完全移籍加入以降、負傷離脱が続いているベルギー代表MFロメオ・ラヴィアにも言及。「ロメオは復帰に向けて最大限の力を尽くしているが、クリスト(エンクンク)と同じく明日の試合に参加することはない」と話している。U-21フランス代表MFレスリー・ウゴチュク、U-21イングランド代表FWノニ・マドゥエケについても「レスリーは先週に小さな違和感を訴えてきた。だが、軽傷だよ。ノニについても、日曜日のブライトン戦の時と同じく、未だに軽い問題を抱えている。できる限り早く練習に復帰し、チームのためにピッチに立てるようになることを願っている」と語り、マンチェスター・ユナイテッド戦は回避すると伝えた。

 数多くの負傷者を抱える中で、チェルシーは2012-13シーズンを最後に未勝利が続いている『オールド・トラフォード』に乗り込むこととなる。イングランド代表MFコナー・ギャラガーが出場停止のため、ポチェッティーノ監督にとっては悩ましい状況が続くこととなるが、中盤の構成については「あまり大きくは変わらないだろう。明日のメンバーを見てもらえばわかると思うが、私の決断はそんなにも複雑なものではない」とコメント。「アカデミーからも多くの若手が参加することになるだろう」と話したものの、「選択肢はあまり多くないが、私は満足している。良い試合ができると確信している」と“鬼門突破”へ自信をのぞかせた。

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