予選会突破まであとわずか! 馬場咲希が“覚悟”の最終Rへ「後悔しないよう、攻めたい」

<Qシリーズ(米国女子ツアー最終予選会) 6日目◇5日◇マグノリア・グローブGC(米アラバマ州)◇クロッシングズC=6664ヤード・パー72、フォールズC=6643ヤード・パー71>

前日ギリギリの予選通過を果たし、58位タイから“圏内浮上”を目指した馬場咲希。この日の最終ホールになった9番パー4は3パットのボギーで締めくくることになってしまったが、「それ以外は危ないパットも決められたし、仕方ない」と、3つ伸ばしたラウンドを振り返る。
前半は12番のバーディひとつだけ。「とにかくアンダーが必須。(目標スコアが)いくつというのは決めてなかった。伸ばせるだけ伸ばそうと思った」。すると、そんな願いが通じたかのように、折り返し直後からかみ合ってきた。

1番でバーディを奪うと、3番ではティショットが大きく右に出たが、これがカート道に跳ねてコース内へと戻った。距離では、同伴競技者のボールを軽々おいていき、セカンドの残りは86ヤードだ。「跳ねてくれてラッキーでした。チャンスをものにしたいと思って打った」。このショットを1.5メートルにつけ、予選会通過ラインに設定されている45位タイ付近へと近づくことに成功した。さらに5番パー4のセカンド地点でも、残り140ヤードから8番アイアンで打つと、これがグリーン手前の傾斜面を伝い、ピン1メートルまで寄っていった。ここで通過ラインを突破した。

それだけに、手前10メートルほどから3パットを叩いたボギーは痛い。とはいえ結果的にはトータル7アンダーの49位タイに踏みとどまったのも事実だ。最低目標に掲げるする45位タイ以内までは、わずかに1打差。ここまでクロッシングズCでは「69」、「68」、「69」といずれも60台を記録しており、浮上もそこまで難しい話ではない。「きょうは、明日への改善点を見つけることができた」とも話す。ただその内容については「これまでとだいたい一緒。“何か”は…あれかな~(笑)」と秘密。自分のなかでしっかりと消化していくつもりだ。

「この後の練習で少しでも改善して、明日も強い気持ちで臨みたい」。ラウンドが終わると練習場へ。“45位タイライン”まではあと1打だが、ほとんどの試合への出場が可能になる“20位タイライン”までは5打開いている。「あと1ラウンドなので後悔しないように、攻めきりたい」。前日には「失うものはない」とも話していた恐れ知らずの18歳は、最後まで果敢にピンを狙い続ける。(文・間宮輝憲)

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