
アーセナルは、同クラブに所属するイングランド代表GKアーロン・ラムズデールを1月の移籍市場で売却するつもりがないようだ。28日、イギリスメディア『90min』が伝えている。
現在25歳のラムズデールは、シェフィールド・ユナイテッドの下部組織出身で、ボーンマスやチェスター・フィールドを経て、2021年夏からアーセナルに所属。加入から2シーズンはレギュラーとして活躍していたが、今季はブレントフォードから加入したスペイン代表GKダビド・ラヤに守護神の座を奪われ、リーグ戦5試合の出場にとどまっている。
EURO2024を来夏に控えるなか、代表でもエヴァートン所属のジョーダン・ピックフォードの控えに甘んじているラムズデール。先日には、ウルヴァーハンプトン(ウルヴス)が、買い取り義務の付帯した半年間の期限付き移籍をアーセナルにオファーする意向と報じられるなど、1月の移籍市場での退団が噂されている。
そんななか同メディアは、ラムズデールがレンタルであっても、充分な出場機会を求めて1月にアーセナルを去りたいと考えていると主張。しかし、クラブは後釜を用意できていない状況での退団を容認するつもりはなく、冬の移籍市場ではミッドフィールダーの獲得を優先事項とするため、ラムズデールが残留する可能性が高いと指摘した。
一方で、プレミアリーグの複数のクラブはラムズデールの獲得に関心を抱いているとも伝え、ウルヴスの他に同選手の古巣であるシェフィールド・ユナイテッドが、獲得を画策中と報じている。また、チェルシーとニューカッスルも同選手を獲得候補にリストアップしていると紹介した。