ドルトムント、敵地でミランを下しCL3連勝達成! 最終節を残し“死の組”突破が確定

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループF第5節が29日に行われ、ミラン(イタリア)とドルトムント(ドイツ)が対戦した。

 “死の組”とも形容されるグループFは、首位ドルトムントと最下位ニューカッスル(イングランド)がわずか「3」ポイント差と混戦模様となっている。第3節を終えて未勝利と苦戦が続いていたミランは、前節パリ・サンジェルマン(PSG)に逆転勝利を収め、待望の勝ち点「3」を手にした。対するドルトムントは前節ニューカッスルを2-0で下し現在2連勝中。決勝トーナメント進出に前進するのはどちらのチームになるだろうか。

 試合は序盤から激しい展開となる。5分、カウンターを発動したミランはサムエル・チュクウェゼのシュートがボックス内のニコ・シュロッターベックの腕に直撃しPKを獲得。しかし、オリヴィエ・ジルーのキックはGKグレゴール・コベルにセーブされる。すると9分、ドリブルでボックス内へ侵入したジェイミー・バイノー・ギッテンスがダヴィデ・カラブリアに倒され今度はドルトムントがPKを獲得。これをマルコ・ロイスが冷静に沈め先制に成功した。

 リードを奪ったドルトムントは19分、バイノー・ギッテンスがドリブルでボックス内左へ持ち込み、カットインから右足を振り抜くもシュートは枠を捉えられず。24分には快足を飛ばしたドニエル・マレンがボックス内左から中央へ折り返したが、このボールはGKマイク・メニャンに処理された。対するミランは37分、敵陣右サイドの深い位置へ抜け出したチュクウェゼが独力でボックス内へ侵入。最後は左足でネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 その後は両チームともにゴール前に迫るも互いに追加点を奪うことはできず。前半はこのまま1ー1で終了した。

 後半最初のチャンスはミラン。右サイドカラブリアが中央へクロスを送り、ファーサイドに流れたボールにクリスティアン・プリシッチが合わせたが、バイシクルシュートは惜しくもDFのブロックに阻まれる。対するドルトムントは59分、右サイドで起点を作るとニクラス・フュルクルクがフリックしたボールをマルセル・サビツァーが左へ流し、最後はバイノー・ギッテンスが右足でゴール左下隅に流し込んだ。19歳の一撃でドルトムントが勝ち越しに成功した。

 69分、ドルトムントは最前線のフュルクルクが後方からのロングフィードを収め、サポートに入ったロイスが左へ展開。これを受けた途中出場のカリム・アデイェミがボックス手前で右足を振り抜くと、強烈なシュートはGKメニャンの手を弾いてゴールに吸い込まれた。2点リードを奪ったドルトムントは88分にフュルクルクがクロスバー直撃のシュートを放つなど、そも後も試合を優位に進める。ミランも追撃の1点を狙いにいくが、相手守備陣を崩し切ることができない。

 試合はこのまま1-3で終了。3連勝を飾ったドルトムントが勝ち点を「10」に伸ばし、最終節を残して決勝トーナメント進出を確定させた。対するミランは勝ち点を上積みできなかったものの、最終節にグループ突破の可能性を残している。次節は現地時間12月13日に行われ、ミランはアウェイでニューカッスルと、ドルトムントはホームでパリ・サンジェルマンと対戦する。

【スコア】
ミラン 1-3 ドルトムント

【得点者】
0-1 10分 マルコ・ロイス(PK/ドルトムント)
1-1 37分 サムエル・チュクウェゼ(ミラン)
1-2 59分 ジェイミー・バイノー・ギッテンス(ドルトムント)
1-3 69分 カリム・アデイェミ(ドルトムント)

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