
23日、スペイン紙『マルカ』が主催する2022-23シーズンのラ・リーガ各賞授賞式が行われた。
2022-23シーズンのラ・リーガにおける各賞が表彰され、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)が『ディ・ステファノ賞(最優秀選手賞)』と『サモラ賞(1試合あたりの平均失点数が最も少ないGKに贈られる賞)』を同時受賞。リーグ戦23得点を記録したFWロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)が『ピチーチ賞(得点王)』に、リーグ戦16得点を記録したFWホセル(当時:エスパニョール)は『サラ賞(スペイン人得点王)に輝いた。そして、『ミゲル・ムニョス賞(最優秀監督賞)』がイマノル・アルグアシル監督(レアル・ソシエダ)に贈られた。
また、GKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)が『セレクションMVP賞(スペイン代表の最優秀選手賞』を、ピサロ・ゴメス氏が『グルセタ賞(最優秀審判賞)』を受賞。さらに、ファン投票による2部門では、MFペドリ(バルセロナ)が『ヒュンダイ賞(ファン選出の最優秀選手賞)』に、FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)は新設された『socios.com(チームに決定的な貢献をした選手に贈られる賞)』に、それぞれ輝いている。
昨シーズンはリーグ最小となる18失点に抑え、1試合あたりの平均失点数は『0.473』を記録し、自身初の『サモラ賞』を受賞したテア・シュテーゲン。加えて、4シーズンぶりのラ・リーガ優勝に貢献した“正守護神”には、ゴールキーパー初の『ディ・ステファノ賞』が贈られた。“2冠”達成の同選手は「本当にありがとう。素晴らしい仕事をしたゴールキーパーはたくさんいた。これらの賞はとても素晴らしく、チームのおかげで達成できたもの」としつつ、「いくつかのセーブは覚えているよ。これはチームメイトと分かち合うトロフィーだ」と胸中を明かしている。
レアル・マドリードの黄金期を選手としても、監督としても支え、また選手・監督の両方でチャンピオンズリーグを制覇した最初の人物として知られるミゲル・ムニョス氏。そんなフットボール界のレジェンドの名前を冠した『ミゲル・ムニョス賞』を受賞したのはイマノル・アルグアシル監督だ。昨シーズンは4位フィニッシュを成し遂げ、クラブを10シーズンぶりのチャンピオンズリーグに導いた同指揮官は「ミゲル・ムニョスが監督を生業とするものたちにとって、象徴的な存在であるからこそ、私はこの賞をとても誇りに思う。ラ・レアルとスタッフに感謝しなければならない。彼らがいなければ、監督は何者にもなれないんだ。もちろん、選手たちにもね」と感謝の言葉を口にしている。
2022-23シーズンのラ・リーガ各賞受賞者は以下の通り。
ディ・ステファノ賞:マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)
ミゲル・ムニョス賞:イマノル・アルグアシル(レアル・ソシエダ)
ピチーチ賞:ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
サラ賞:ホセル(当時エスパニョール/現レアル・マドリード)
サモラ賞:マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)
セレクションMVP賞:ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)
グルセタ賞:ピサロ・ゴメス
ヒュンダイ賞:ペドリ(バルセロナ)
socios.com:アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)