
アーセナルが来る1月の移籍市場でDFの補強に乗り出す可能性があるようだ。23日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。
アーセナルを巡っては、今夏にアヤックスから加入しプレシーズンで好パフォーマンスを披露していたオラン代表DFユリエン・ティンバーが、8月に行われたプレミアリーグ第1節ノッティンガム・フォレスト戦で負傷。右ひざ前十字じん帯損傷と診断された同選手は手術を受け、戦列復帰までは8カ月から10カ月程度を要する見込みとも報じられている。
8月以降は欠場が続き、現在の回復状況にも注目が集まっているティンバー。この度『ミラー』が報じたところによると、正確な全治期間については明らかになっていないものの、同選手が今シーズン中に戦線復帰を果たす可能性は極めて低いとのこと。アーセナルもケガの再発を懸念し、2024-25シーズン開幕後まで起用を見送ることを検討しているようだ。また、これにより来年夏に控えるEURO2024を欠場する可能性も高いと報じられている。
これを受け、アーセナルが来る1月の移籍市場での補強戦略を変更する可能性が浮上しているようだ。中盤やセンターフォワード(CF)補強の噂が盛んに報じられている同クラブだが、ティンバーの現状を考慮し、最終ラインに新戦力を迎えることも本格的に検討しているという。センターバック(CB)とサイドバック(SB)双方をハイレベルにこなすティンバーが来夏まで起用不可能となれば、チームを率いるミケル・アルテタ監督が代替戦力の確保を望んだとしても不思議ではないだろう。
果たして、20年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指す北ロンドンの名門は、1月の移籍市場でどのような動きを見せるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。