「一体感を感じた」…ハフェルツが語る今夏の“ライバル間移籍”とアーセナルでの充実感

 アーセナルに所属するドイツ代表FWカイ・ハフェルツが、新天地での充実感と今後のさらなる活躍に向けた意欲を語った。21日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

 現在24歳のハフェルツは母国の名門レヴァークーゼンで頭角を表し、2020年夏にチェルシーへ完全移籍で加入した。加入当初から前線のポジションを幅広く務め、在籍した3シーズンで公式戦139試合に出場し32ゴール15アシストをマーク。2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝では、チームにビッグイヤーをもたらす値千金のゴールを決めた。

 そんなハフェルツは今夏、同じくロンドンを本拠地とするアーセナルへの完全移籍を決断。推定6500万ポンド(約121億円)という高額の移籍金が注ぎ込まれたこともあり、ファン・サポーターからは高い期待が寄せられているものの、ミケル・アルテタ監督率いるチームで適応に苦戦。ここまで公式戦19試合に出場しているものの、ゴールはボーンマス戦のPKによる1点に留まっている。

 “ライバル”への移籍という大きな決断を下したものの、ここまで目に見える結果を残すことができていないハフェルツ。しかし、若きドイツ代表アタッカーは新天地北ロンドンでの生活に充実感を覚えているようだ。対戦相手として感じたアーセナルの印象について「外から見たアーセナルはまるで家族のようだった。それがプレー中に感じていたことだよ」と語ったハフェルツは、移籍を決断した理由や加入後の様子について次のように明かしている。

「僕が加入した時もまさにそんな感じだったね。スタッフも本当に親切だし、新しい選手にとっては居心地の良い環境だ。アーセナル加入についてミケル(・アルテタ監督)と話した最初の瞬間から、彼の全選手に対するリスペクトを感じたよ。それこそが僕が加入を決めた理由でもあるし、ファンとクラブ全体から一体感を感じたんだ」

「若い選手が多く、チームに溶け込むのは簡単だった。僕は彼らの多くと対戦し、ピッチ上での彼らを知っているからね。ここでは友達を作るのが簡単だと感じているし、今後も続くことを願っているよ」

 また、“ライバル”チェルシーから加入したことについては「ファンからの信頼を感じ取ることが非常に重要だ。大きなライバルであるからこそ、チェルシーからここに来るのは常に大変なことだよ。ファンからの信頼を得るために時間がかかることもある」と言及。そのうえで「ゴールや良い試合は信頼を得るのに役立つと思うし、試合やトレーニングでは常に全力を尽くすつもりだ。ここにいられることは本当に嬉しいよ」と今後への意気込みを口にしてている。

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