EURO予選を勝利で締めくくるも…FWフェラン、同僚MFガビの重傷に「とても後味が悪い」

 スペイン代表のDFロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)とFWフェラン・トーレス(バルセロナ)が、右ひざに重大な損傷を負ったMFガビ(バルセロナ)について言及した。19日、公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

 19日に行われたEURO2024予選グループA最終節でジョージア代表と対戦したスペイン代表は、DFル・ノルマンの“ラ・ロハ”初得点やFWフェランの1得点1アシストの活躍などで3-1の勝利。しかし、MFガビが負傷交代を余儀なくされた。同選手の様子からもケガの深刻さが窺えたが、スペインサッカー連盟(RFEF)は『右ひざの重大な負傷』と発表。また複数メディアによると、右ひざ前十字じん帯断裂の可能性が高く、約6〜8カ月の離脱が見込まれているという。そのため、今シーズン中の復帰はおろか、来夏に控えるEURO2024とパリ・オリンピック出場にも暗雲とのことだ。

 試合後、所属クラブの戦友でもあるガビに連帯を示したゴールパフォーマンスを披露したフェランは「グループリーグを良い形で締めくくりたかったから、これは重要な勝利に違いないよ。ただ、ガビのケガがとても後味の悪さを残している。彼に愛情と勇気を送りたい」と告白。続けて「今のところケガの程度は誰も知らないけど、ガビが戦士であることを知っていると、かなりひどい状態と思わざるを得ない」と尋常ではない痛がり方だっただけに、憂虞している。

 また、代表初得点を決めたル・ノルマンも「スペイン代表としてはこれが最高の試合だったとは思わない。改善すべき点がある。今はEUROを見据えるのではなく、春に予定されている2つの親善試合で、夏に向けて冷静になりながら努力するつもり」と語ると同時に、「僕たちはこの勝利を、普段と同じように祝うことはできない。ガビの負傷はチーム全員にとって痛手だ」と明かしている。

 19歳ながらバルセロナとスペイン代表を牽引する“泥臭いファンタジス”の早期回復を願うばかりだ。なおスペイン紙『アス』は、バルセロナが、消化試合となった同試合で連続出場中のガビを起用したルイス・デ・ラ・フエンテ監督に対して、激怒していると指摘している。

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