
アトレティコ・マドリードの主将MFコケが、シーズン序盤戦のクラブについて語った。15日、スペイン紙『アス』が伝えている。
1992年1月8日生まれのコケは現在31歳。フットボーラー人生全てをアトレティコ・マドリードで過ごし、17歳でトップチームデビューを果たしたクラブの歴代最多出場記録を保持するシメオネイズムの申し子は、今シーズンも主将として健在。ここまで公式戦12試合に出場し、好調を維持する“ロヒ・ブランコス”の原動力だ。
ラ・リーガで1試合未消化ながら6ポイント差の4位につけ、チャンピオンズリーグではグループステージ突破に王手をかけたアトレティコ・マドリード。早くもシーズンの3分の1を消化したが、ここまでを振り返ったコケは「シーズンのスタートは悪くない。本来のパフォーマンスが発揮できなかった試合もあったけど、概ね良い立ち上がり。チャンピオンズリーグでは首位に立ち、目標のグループ突破にまで残すは3ポイント」と回顧。また、自身のパフォーマンスについては「僕は今、素晴らしい瞬間にいる。フットボールを沢山楽しみ、キャリアの中でも甘美な日々だ。僕が何よりも望んでいることはチームの勝利に貢献することで、これからもそれを成し遂げたい」と明かした。
主将として先頭を走るコケとともに、エースとして引っ張るのがFWアントワーヌ・グリーズマンだ。公式戦16試合で12得点を挙げており、クラブ歴代最多得点記録を保持するルイス・アラゴネ氏にまであと4ゴールに迫っている。大車輪の活躍を見せるグリーズマンについて、コケは「彼に起こることはすべてアトレティコにとって良いことだ。彼はクラブレジェンドのルイスの神話を超えるほどの得点を量産し、このクラブでひとつの時代を築くだろう。まず間違いない。そして、人々の記憶に残り続けていく」と語り継がれるレジェンドになると口にしている。
11月の代表ウィークが明ければ、シーズンの趨勢が見えてくる中盤戦に突入する。主将MFコケを中心とするアトレティコ・マドリードはこのペースを維持し、4季ぶりのラ・リーガ優勝、そして史上初のビッグイヤー戴冠に近づくのだろうか。