
リヴァプールに所属するイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが、“偽サイドバック(SB)”の手本にしている選手を明かした。13日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。
現在25歳のA・アーノルドは2016年夏にリヴァプールユースからトップチームへ昇格。以降はユルゲン・クロップ監督率いるチームで右SBの絶対的主力として活躍している。サイドからの正確なクロスでアシストを量産してきた同選手だが、ここ最近では戦術における役割が変化。攻撃時にはサイドから中央へポジションを移し、円滑なビルドアップをサポートすると共に、持ち味のテクニックやキック精度を武器にチャンスメイクに絡んでいる。
A・アーノルドのこうした役割は巷で“偽SB”とも呼ばれており、とりわけボール保持を重視するチームにおいて取り入れられているケースが多い。自身の“新境地”とも言える変則的な役割について同選手は「このゲームについて学ことは本当の楽しい。様々な選手やシステム、チーム、プレーの仕方について観察しているんだ」とコメント。そのうえで、自身がお手本としている選手の存在を次のように明かした。
「非常に上手くプレーする選手たちがいる。ハイブリッドな役割、人々が最近それをどう呼んでいるのかは分からないが、間違いなくジョン・ストーンズが挙げられると思うよ。彼は僕が長い間尊敬してきた選手なんだ。彼は並外れた選手だし、だからこそ僕はよく観察している。映像やマンチェスター・シティの試合を見る時、僕は彼に集中しているよ」
ガレス・サウスゲート監督率いるイングランド代表では中盤での起用も増えているA・アーノルド。そのことについて問われると「イングランド代表ではMFとして招集され、トレーニングを積み、試合に出場する。本当に助けになっているよ。リヴァプールでは毎週のように中盤でプレーしているわけではないからね。中央のエリアでボールを保持できるし、ボールの受け方や動き方を理解できているのはこれまでと大きく違う」とコメントした。