レアル所属18歳MFギュレル、今夏の加入以降3度目の負傷…指揮官「彼の将来に疑問はない」

 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、同クラブに所属するトルコ代表MFアルダ・ギュレルの負傷について言及した。10日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 現在18歳のギュレルは、フェネルバフチェの下部組織出身で、2021年にトップチームデビューを果たすと、昨シーズンは背番号「10」を与えられ、公式戦35試合に出場し6ゴール7アシストをマーク。トルコカップの決勝ではアシストを決め、同大会のMVPにも輝いた。今夏には2000万ユーロ(約32億円)と報じられる移籍金でレアル・マドリードへと加入し、6年契約を締結した。

 “トルコのメッシ”とも称される才能を持つギュレルだが、レアル・マドリード加入以降は度重なる負傷に悩まされている。プレシーズン中の7月に行われたアメリカツアーでのトレーニング中に、右ひざ内側半月板を損傷し、手術を実施したことで離脱。復帰が近いと伝えられていた9月下旬には左大腿直筋を損傷し、再度離脱を強いられていた。

 そんななか、5日に行われたラ・リーガ第12節のラージョ・バジェカーノ戦に続き、8日のチャンピオンズリーグ(CL)グループC・第4節のブラガ戦でもベンチ入りを果たしたギュレルだったが、ウォームアップにも姿を見せずに試合は終了した。同選手について問われたアンチェロッティ監督は、「残念なことに、これはブラガ戦の前に起こった」とギュレルが再び負傷したと説明。「普段通りに見えたが、最近また悩まされている。深刻なことではない。彼はまだ若いし、プレーして貢献したいと思っている。一歩後退してしまったが、この休みの間に回復させる」と負傷の経緯を明かしている。

 また、「よくあることだが、手術によってもう片方の足の状態が変わり、回復する過程で筋肉に問題が生じることがある。それが彼に起こったことだ」と以前に負った右足の負傷が、今回の負傷の要因だと主張。「彼の未来は美しいし、とても才能のある選手だ。ギュレルが落胆しているのは理解できるが、単なる筋肉の問題だ。私も21歳の時に2年間プレーできず、その後に復帰した経験がある。彼の将来に疑問はない。ほんの一瞬のことであり、休養後に回復することを願っている」と自身の経験を交えながら、同選手の将来には大きな影響を与えないと口にしている。

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