
アストン・ヴィラを率いるウナイ・エメリが、欧州主要大会通算100勝を達成したようだ。9日、クラブ公式SNSが伝えている。
1971年11月3日生まれのエメリ監督は現在52歳。これまでにスペイン国内でバレンシアやセビージャ、ビジャレアルを、国外ではパリ・サンジェルマンやアーセナルなどの監督を歴任。昨年10月からはアストン・ヴィラを指揮すると、今シーズンのプレミアリーグ第11節終了時点で7勝1分3敗の5位と上々の滑り出し。また、ヨーロッパカンファレンスリーグ・グループEを2勝1敗で折り返し、迎えた9日の第4節AZ戦でも2-1の勝利。この結果、チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の欧州主要大会における通算勝利数が「100」に到達したとのことだ。
欧州主要大会通算100勝を達成した“ミスター”は、監督キャリアにおいて指揮した全9クラブのうち、バレンシア、セビージャ、ビジャレアル、スパルタク・モスクワ、パリ・サンジェルマン、アーセナル、アストン・ヴィラと7クラブで欧州大会に出場。特に計4度制覇し、最多優勝監督として名を刻んでいるELでは、2013-14シーズンから2015-16シーズンにかけてセビージャを3連覇に、2020-21シーズンにはビジャレアルを初優勝に導いた。一方で、唯一準優勝に終わったのがアーセナルを率いていた2018-19シーズンで、決勝戦でチェルシーに敗れている。
CLでは2021-22シーズンに自身最高成績となる4強入りを達成。就任2年目のビジャレアルにとっても、2004-05シーズン以来となるクラブ最高成績タイに。その他、パリ・サンジェルマン時代に2度、バレンシア時代には1度のラウンド16進出を記録している。
今節の勝利でグループステージ突破に大きく近づいたが、自身2度目のECLの舞台ではどのような冒険をするのだろうか。偉業を成し遂げたエメリ監督の手腕に注目だ。
【写真】欧州主要大会通算100勝達成のエメリ監督