佳境のランキング動向 勝みなみは最終戦出場圏内、渋野日向子はシード獲得ボーダー突破へ

<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン 初日◇9日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>
 
米国女子ツアーは今週を含めて残り2試合。次週の最終戦は今週のフルフィールド戦が終わった段階で、年間ポイントランキング上位60位までの選手が出場。その枠内に、勝みなみが暫定ながら入ってきた。
初日を8バーディ・1ボギーの「63」で回りいきなりの爆発。日没のため一人がプレーを終えていないが、現在の2位タイを維持すれば、55位までランキングを上げることになる。
 
「ポイントのためにゴルフをしているわけではない」と話す勝だが、出場60人の全員に優勝賞金約3億円、年間レース女王の称号獲得のチャンスがある最終戦。次週の職場を確保することができるか注目だ。また、今週終了時のランキング上位80位までに与えられる来季のフル出場権を目指す戦いでも、開幕前の78位から大きくジャンプアップしている。
 
同じくシード当落上にいる渋野日向子は5バーディ・1ボギーの「66」で4アンダー・暫定17位タイと上々スタート。「最後まで前向きにラウンドできた」と、逆境を跳ね返す好ラウンドに笑みがこぼれる。
 
ランキング81位で入った今大会では、上位フィニッシュが必須の渋野日向子。初日を終えた段階で、渋野はランキング79位に上がる見込み。予選落ちとなれば“シード落ち”の憂き目に遭うなか、まさに土壇場で踏ん張った。
 
勝、渋野以外にもシードや最終戦出場がかかる選手が多数。シビアな戦いがここからも続いていく。

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