
4日、ラ・リーガ第12節のレアル・ソシエダvsバルセロナ戦が行われ、バルセロナが1-0で勝利を収めた。
レアル・ソシエダの本拠地『レアレ・アレーナ』で行われた一戦では、日本代表MF久保建英が先発出場。かつての古巣と相対した。
試合は、終始ホームチームが優勢に進めた。3トップの右サイドに入った久保は、中央へのカットインや鋭いパス、セットプレー、容易にボールを失わないキープ力などで攻撃の起点に。16分には左サイドからのグラウンダーのクロスにファーサイドで合わせたが、シュートはドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの好セーブに阻まれた。
レアル・ソシエダは、後半もバルセロナを押し込むも、なかなかゴールを奪うことができない。すると、ドロー決着も見えてきた90+4分、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンのアーリークロスにウルグアイ代表DFロナルド・アラウホがダイビングヘッドでゴールネットを揺らす。オフサイドを確認するVARの結果ゴールが認められて、バルセロナが土壇場で先制に成功した。結局、アラウホのゴールが決勝点となり、バルセロナが1-0で接戦を制している。
試合後、各メディアはフル出場を果たした久保に一定の評価を与えた。スペイン紙『エル・デスマルケ』は「厳重なマークに遭ったものの、バルセロナ守備陣を翻弄。攻撃陣の指揮を執った」と伝え、チームトップタイの採点となる「7」を付けた。一方、スペインメディア『Cronica Global』のように「唯一良くなかったのは、最後のシュートの精度を欠いたこと」と、チャンスを得点に結びつけられなかった点を課題として指摘する論評もあった。