誘拐されたルイス・ディアス父が数時間以内に解放か…犯行組織「できるだけ早く解放するつもりである」

 コロンビアの反政府極左武装組織である民族解放軍(ELN)に誘拐されたリヴァプールに所属しているコロンビア代表FWルイス・ディアスの父が、数時間以内に解放される見通しとなったようだ。3日、コロンビア紙『Semana』が伝えている。

 コロンビア政府は2日、ルイス・ディアスの父がELNによって誘拐されたと発表。イギリスメディア『BBC』の報道によると、ルイス・ディアスの父であるルイス・マヌエル・ディアス氏、母であるシレニス・マルランダ氏は10月28日にコロンビア北部のラ・グアヒーラ県バランカスで見知らぬ男たちに車から呼び止められ、被害を受けたという。映像には同日の午後、ルイス・ディアスの両親が運転する車がバイクに乗った男たちに尾行されている様子が映っていた模様。夫妻はガソリンスタンドに立ち寄った際、突如として銃口を向けられ、武装集団に襲われていた。現場に警察がやって来ると、誘拐犯はシレニス・マルランダ氏を中に置き去りにしたものの、父親は連れ去れっていた。

 そんななか、ELNの代表であるフアン・カルロス・クエヤル氏がコミュニティーの会合で、「ニュースで聞いた状況が真実であれば、ELNはできるだけ早くディアスの父親を解放するつもりである」発言。同組織の代表団のメンバーは、組員が誘拐を行ったことを知らず、数時間前に情報を知ったと主張している。

 同紙は、ELNが今後数時間以内にルイス・マヌエル・ディアス氏を解放すると主張しており、政府も引き渡しが問題なく実行できるよう、あらゆることに協力する用意があると報じている。

 なお、ルイス・ディアスは両親の誘拐事件を受けて、10月29日に行われたプレミアリーグ第10節ノッティンガム・フォレスト戦(○3-0)を欠場。続く11月1日開催のカラバオ・カップ(リーグカップ)4回戦ボーンマス戦(○2-1)でもメンバー外となっていた。

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