シェフチェンコ氏、苦しんだチェルシー時代を回想…負傷との戦いを告白「体力をすべて失ってしまった」

 かつてミランやチェルシーなどでプレーした元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ氏が、自身のキャリアを回想した。1日、イギリス紙『デイリー・スター』が、同氏の著書内での告白を伝えている。

 現在、47歳のシェフチェンコ氏は、母国ウクライナのディナモ・キエフでプロキャリアをスタート。1999-2000シーズンから加入したミランでは、7年間で296試合173ゴールという成績を残し、2004年にバロンドールを受賞した。2006年にはチェルシーへと活躍の場を移すが、持ち味の得点力を発揮できずに、2008年にミランへのレンタル移籍を経験。その後は、ディナモ・キエフに復帰を果たし、2011-2012シーズンをもって現役を退いた。

 現役引退後は、指導者の道に進んだシェフチェンコ氏。華々しいプロ生活を過ごした同氏だが、自身の著書『マイ・ライフ・マイ・フットボール』の中で、キャリア終盤の苦悩を赤裸々に打ち明けている。

 チェルシーに所属した2年間でリーグ戦9ゴールのみと苦しんだシェフチェンコ氏は、2006年のイタリアワールドカップのあと、膝を負傷した状態でチェルシーのプレシーズンに帯同したと告白。「ベストを尽くし全力を尽くした。それでも自分のモーターが思うように動いていないことは分かっていた」と負傷がプレーに大きな影響を与えていたと明かし、「新聞には酷評されたが、本当の問題は自分だけが知っていた。その呪われた疲労は決して抜けなかったんだ」と当時を振り返った。

 また、ヘルニアの手術の失敗が体力の低下を招いたと認め、「手術中、何かがうまくいかなかった。以前のようには戻れなかったし、体力をすべて失ってしまった。怪我をするには最悪のタイミングだった」と度重なるケガに悩まされていたと明かしている。

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