サウジアラビア開催が濃厚となった2034年W杯…英紙が2度目の冬季開催に疑問を投げかける

 2034年に予定されているFIFAワールドカップは再び冬季開催となる模様だ。10月31、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 2034年に開催されるFIFAワールドカップの開催国をめぐっては、先月初めに、かねてから招致に向けた動きを見せていたサウジアラビアが立候補を表明。日本サッカー協会(JFA)を含むアジアサッカー連盟(AFC)の加盟国の多くがこれを支持する意向であると報じられたなか、当初は対抗馬と目されていたオーストラリアが2034年大会の招致に向けた立候補を行わないことが明らかに。これにより、FIFAは10月31日、サウジアラビアが2034年大会の唯一の開催立候補地であることを発表。同国でのワールドカップ開催が濃厚となった。

  そんななか、同紙はサウジアラビアでの開催によって、ワールドカップが2022年のカタール大会同様、再び冬季開催になると指摘。「サウジアラビアの夏の気温は43度に達する」と紹介し、「冬季開催はワールドカップにとって唯一の人道的な選択肢だ」と主張している。

 また、これによりプレミアリーグのカレンダーが昨シーズンのように、大幅に変更されると伝え、リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督の「今回のワールドカップ(カタール大会)は間違った理由で間違ったタイミングで開催されることになる」という過去の発言を引き合いに出し、「サウジアラビアはおそらく物議を醸す開催国とみなされるだろう」と疑問を投げかけた。

 2022年のカタール大会は、ワールドカップ史上初めての冬季開催となり、欧州の主要リーグはシーズン中断を余儀なくされて話題に。過密日程が注目を集めるなか、同大会終了後に各クラブで負傷者が続出し、多くのサッカー関係者が問題視していた。

 なお、2034年大会の開催国は、FIFAの理事会を経て来年に正式発表される見込みとなっている。

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