
フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』は30日、ゲルト・ミュラー・トロフィーの受賞者を発表し、マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが選出された。
ゲルト・ミュラー・トロフィーは2021年に創設された、前シーズンにクラブと代表の合計で最多得点を挙げた選手に贈られる賞。創設当初はストライカー・オブ・ザ・イヤーという名称だったが、昨年からは“爆撃機”の愛称で知られた元西ドイツ代表FWの故ゲルト・ミュラー氏の名を冠し、現在の名称が採用されることとなった。なお、昨年までは2年連続でポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)が受賞している。
今年のゲルト・ミュラー・トロフィーを受賞したハーランドは、2000年7月21日生まれの現在23歳。昨年夏にマンチェスター・シティに加入すると、すぐさまセンターフォワード(CF)の主軸に定着し、シーズン序盤戦から持ち前の決定力を遺憾無く発揮。最終的には公式戦通算53試合の出場で52ゴールをマークし、プレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)では得点王に輝いた。同選手の活躍もあり、マンチェスター・シティはトレブル(主要タイトル3冠)を達成している。
また、ノルウェー代表としてはUEFAネーションズ(UNL)リーグB・グループ4で2試合、EURO2024予選で2試合に出場し、合計4ゴールをマーク。クラブと代表の合計記録は公式戦通算57試合の出場で56ゴールとなっている。