
バイエルンに所属するドイツ代表MFジャマル・ムシアラの移籍先候補として、2つのメガクラブが浮上しているようだ。23日、ドイツメディア『スカイスポーツ』やスペイン紙『アス』が伝えている。
現在20歳のムシアラは2019年7月にバイエルンの下部組織に加入し、2020年6月に17歳115日にしてブンデスリーガデビューを果たした。その後も順調に成長を遂げ、各国のタレントが集うバイエルンで攻撃の主軸に定着。ここまで134試合の出場で32ゴール26アシストをマークし、ブンデスリーガ4連覇を含む合計10個ものタイトルを獲得している。
すでにドイツ代表でも主力に定着し、国際Aマッチ通算25試合に出場しているムシアラ。バイエルンはそんな若き“至宝”と2026年6月末までの契約を締結。進んだ交渉こそ行われていないが、クラブ側は2026年以降も同選手をスカッドに留めておきたいと考えており、契約延長を検討しているという。また、直近ではリヴァプールからの関心が報じられたムシアラ本人も、現時点でバイエルン退団の意思はないという。
しかし、『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、ムシアラ自身がバイエルン在籍中のチャンピオンズリーグ(CL)制覇やバロンドール獲得といった“大きな目標”の達成を困難と考えた場合には、他クラブへの移籍を検討する可能性もあると指摘。その際にはレアル・マドリードとマンチェスター・シティが新天地の筆頭候補になると伝えている。この2クラブについては金銭面での懸念点がなく、バイエルンよりも高い年俸を支払うことが可能なようだ。
なお、バイエルンの幹部もこうしたリスクを念頭に置いているとのことで、給与の大幅改善などの動きを見せる可能性もあるという。また、関心が噂されるリヴァプールについては、仮に正式オファーが提示された場合にも拒否することが確実と報じられている。