出番を減らすラムズデール、“ライバルGK”ラヤとの関係性について言及「協力し合えている」

 アーセナルに所属するイングランド代表GKアーロン・ラムズデールが、スペイン代表GKダビド・ラヤとの定位置争いについて言及した。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 現在25際のラムズデールは2021年夏にシェフィールド・ユナイテッドからアーセナルへ完全移籍加入。当初はドイツ代表GKベルント・レノ(現:フルアム)のバックアッパーと見られていたものの、序盤で正守護神に定着し、初年度からリーグ戦34試合でゴールを守った。レノは2021-22シーズン終了後に退団し、ラムズデールは背番号「1」を獲得。昨シーズンもリーグ戦全試合に出場し、チームの躍進を支えた。

 在籍3年目の今シーズンも開幕から4試合連続でゴールを守ったラムズデール。しかし、今夏にブレントフォードから買い取りオプション付きレンタルで加入したラヤがプレミアリーグ第5節で初先発を飾ると、ミケル・アルテタ監督はそれ以降も同選手をスタメンで起用。ラムズデールはプレミアリーグおよびチャンピオンズリーグ(CL)で出場機会を与えられず、直近1カ月以内の先発出場はカラバオカップの1試合のみに留まっている。

 控えに降格したラムズデールは「注目度は高いよね。このポジションに関しては『話題にならなければ、良い仕事をしたということだ』という有名な言葉があるけど、今は多くの話題が飛び交っている」と前置きしたうえで、ラヤとの関係性や定位置争いについて言及。正守護神の座を争う強力なライバルと今後も切磋琢磨していくことを強調した。

「プレーするのが僕であろうとダビド(・ラヤ)であろうと、僕たちはプレーに集中しなくてはならない。そして同時に、それは奇妙で大きな話題にもなり得る。そのことに対処しなくてはならないし、それこそが僕たちが取り組んでいることだ。僕たちが上手くいかなければ、物事のすべてが上手くいかなくなる。僕たちは互いにプロとして上手く協力し合えているし、トレーニングではプッシュし合えているよ」

「僕が状況のせいで落ち込んでいると、彼(ラヤ)が元気づけてくれた日もあった。僕も彼に同じことをしたいと思っている。何らかの理由で彼が落ち込む日が来るかもしれないからね。プレーできないことに苦しみ、傷ついていたとしても、僕は立ち上がり、彼のことを後押しできるようにしなければならない」
 
 また、ラムズデールはイングランド代表での立場についても言及。EURO2024を来夏に控えるなか、代表でもエヴァートン所属のジョーダン・ピックフォードの控えに甘んじているが、「代表に選ばれ続けるためにはクラブチームでの状況を戻さなければならないし、(ガレス・サウスゲート)監督に頭痛の種を与えなくてはならない。僕がそれをできなければ、監督にとっては簡単な決断になってしまうからね」と意気込みを示した。

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