欧州制覇の鍵は“オールブラックス”に?…イングランド代表MFライスが語る「教訓を得ることができる」

 アーセナル所属のイングランド代表MFデクラン・ライスが、EURO2024制覇に向けた意気込みを語った。18日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。

 現地時間17日に行われたEURO2024予選・グループC第8節でイタリア代表と対戦したイングランド代表。15分に先制を許しながらも32分にハリー・ケインのPKで追い付くと、57分にはマーカス・ラッシュフォードが勝ち越しゴールをマーク。77分にはケインがダメ押しの1点を奪い、3-1で勝利を収めた。この結果、勝ち点を「16」に伸ばしたイングランド代表はグループ2位以内が確定し、2試合を残して本大会出場を決めている。

 “サッカーの母国”とも形容されるイングランドだが、欧州ナンバーワンの称号を決めるEUROでの優勝経験は未だかつてない。来年夏にドイツで開催されるEURO2024本大会では悲願の初優勝、そしてイングランド代表として自国開催のFIFAワールドカップ1966以来のメジャータイトル獲得を目指すこととなる。中盤の主軸として活躍しているライスは、次のように欧州制覇への意欲を示した。

「僕たちは大きなことを成し遂げられるだろう。ワールドカップ以降の反応は驚くべきものだ。冷静でいなくてはならないが、僕たちには1つの目標があり、それは他国の地のトーナメントで優勝することだ。これまでのどのイングランド代表チームも成し遂げられていない。大きな願いだし、心の準備はできている。僕たちはステップアップする時期が来たことを理解しているんだ」

 そんなライスが言及したのはラグビーのニュージーランド代表、通称オールブラックス。世界屈指の強豪として知られているオールブラックスは現在フランスで開催中のラグビー・ワールドカップにおいてもベスト4進出を決めており、準々決勝では同じく優勝候補の一角と目されていたアイルランド代表との大接戦を28-24で制し、準決勝へ駒を進めている。ライスはラグビー・ワールドカップで歴代最多タイの3回の優勝を誇るオールブラックスから勝者のメンタルを学べると考えているようだ。24歳のMFは「境界線を越えるという考え方だよ」と前置きしたうえで、次のように語っている。

「僕たちはあらゆる才能を手にしている。しかし重要なのは、一番になりたい、常に勝ちたいという考え方と意欲なんだ。ラグビーで見られたように、アイルランドは最終盤に35回にも渡って攻撃を続け、ニュージーランドは境界線上に立たされていた。すべてを出し切るという事実から、僕たちは教訓を得ることができる。勝利するためには、精神的にも肉体的にもすべてを尽くさなければならない」

 もっともガレス・サウスゲート監督もオールブラックスの勝者のメンタルを代表チームに取り入れようとしているという。ライスは「ガレスは彼らに何度か会っているし、それについてよく話すよ。オールブラックスに限らず、(ラグビーの)イングランド代表や南アフリカ代表に来てもらったこともある。『何があっても負けない』というメンタルを持つためにね」と明かしている。

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