今夏のMLS行きはプラン通りだった? バルサSD、メッシの“凱旋”は「おそらく引退試合になる」

 バルセロナのスポーツディレクター(SD)を務めるデコ氏が、旧友でもあるFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ/アメリカ)について語った。18日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 今夏の移籍市場でも、話題に上がったリオネル・メッシのバルセロナ復帰説。一部メディアでは、マテウ・アレマニー氏の後任となったデコ氏のスポーツディレクター就任は、クラブ上層部がメッシをバルセロナに復帰させるための“カギ”として招聘したものとも報じられていた。

 そんなデコ氏によると、メッシのメジャーリーグ・サッカー(MLS)行きは長計だったとのこと。インタビューに応じた同氏は「レオとは長い付き合いなんだ。彼がアメリカに行くという話は、ずっと前から計画されていたもの。長いこと、彼自身もこのアイデアを口にしていたよ。唯一の変更点はパリ・サンジェルマンでの2年間で、そこはおそらくバルセロナでの2年間になるはずだった」としつつ、「私は(メッシ復帰についての)話には参加していない。メッシはクラブ史上最高のアイドルであることに間違いはないけど、彼は今幸せで、それは彼自身がキャリアの中に探し求めていたものだと思う。バルセロナ復帰は壮大なものになっただろうが、アメリカ行きを選び、そこで幸せな日々を過ごしていることは明らか。それが最も重要なこと」と旧友の決断を尊重した。

 また、デコ氏は「おそらく引退試合になると思うけど、新スタジアムが完成したら、そこで行えるかもしれない。クラブには、(ヨハン・)クライフやロナウドといった偉大なアイドルがいたが、彼はそのなかでも最も偉大なアイドルで在り続けるだろう。それがいつになるかはわからない。でも間違いなく、レオの引退試合はバルセロナで行う」と明言。一方で「彼はまだ現役だし、この先何年もプレーして欲しいね。フットボールを愛する人々は、彼の幸せな姿を見るのが好きだろうから」と述べている。

 今年6月に36歳の誕生日を迎えたメッシだが、シーズン途中加入ながら公式戦13試合に出場し11得点5アシストを記録。アメリカでも傑出したパフォーマンスを見せているだけに、メッシのバルセロナ凱旋はもう少し先になりそうだ。

externallink関連リンク

●アザールの引退決断の背景「ピッチで楽しめなくなった。お金のために移籍するつもりはない」●サラリーキャップ制度が生んだ“側面”…ラ・リーガにおける下部組織とは「必要性と信念が混在している」●ラス・パルマス、ピミエンタ監督と契約延長! リズミカルなパスサッカーで1部残留を目指す●セルビア代表、初のEURO本戦出場に王手! “ピクシー”が今度は監督として母国を大舞台へ「あと一歩だ」●日本人選手の市場価値ランキングが発表…トップは久保建英&三笘薫で約79億円!
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)