原英莉花は池ポチャ2連発での後退に「最悪でした」 ラウンド後には“夕暮れの特打ち”も

<LPGA Qスクール(予選会)セカンドステージ 2日目◇18日◇プランテーションG&CC(米フロリダ州)◇ボブキャット・コース=6543ヤード・パー72、パンサー・コース=6363ヤード・パー72>

初日を1アンダー・21位タイで滑り出した原だったが、2日目には「73」とひとつ落とした。この一日については、いらつきを押し殺しながらも「最悪でした」と切り捨てた。
特に問題視したのは後半12番パー4、13番パー5で続いたボギー。ここではそれぞれティショット、セカンドショットが池に消えてスコアを落とした。前半は2番で先にボギーこそ来たものの、6番、そして9番でバーディを奪うなど、決して悪くない展開。それでも2打目を手前2メートル弱につけながら、決められなかった8番のバーディパット以降、違和感も覚えていた。「なかなかチャンスにつかないし、ラインも難しいところについてしまってバーディが獲れなかった」。そんなモヤモヤを抱えていた時に訪れた、連続失点だった。

「もったいない。ボギーを打ってはいけないなかで池に2回も入れて、苦しかった」。開幕前から一転、午後組ながら風も強くはない穏やかななかでのラウンドだっただけに、この後の残り2日間を少しでも楽にするためにも伸ばすことは必須だった。「きょうは大事なプレーだった」。原もここが勝負所と感じていた。

それでも引き続き「感覚はいい」というアプローチの状態は救い。9番のバーディは、グリーン周りから、ウェッジでピタリと寄せて奪ったものだ。ただそれも、砲台グリーンが多いコースで、さらに慣れない芝質とくれば、ライや落としどころによってはすぐに大きなロスにもつながる。

「最悪ダボにしてないだけマシなのかなと切り替えて。あとはチャンスを作れるように2日間やっていきたい」。トータルイーブンパー・34位タイと、40位タイまでが進む最終予選会(Qシリーズ)の進出ライン上には踏みとどまったが、余裕のない状態で折り返しを迎えることになってしまった。

スコア申告、取材を終えると、一目散に打撃練習場に向かい、ショットの修正を図った。特にアイアンは、バッグから全番手を取り出し地面に並べ、とっかえひっかえ入念に打ち込んだ。その後のパター、アプローチ練習も忘れない。それは全組がホールアウトした後も続き、結局、午後7時までみっちり1時間20分ほど調整。帰る頃には、すっかり空は薄暗くなっていた。

「チャンスを作れるように2日間やっていきたい」。最終日こそ楽な展開で迎えたいところ。疲れた体で繰り返した“夕暮れの特打ち”の効果を実感できるラウンドにしたい。(文・間宮輝憲)

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