“昨年覇者”とのご飯も「楽しみ」 畑岡奈紗は1年ぶりの韓国戦

<BMW女子選手権 事前情報◇18日◇ソウォンバレーCC(韓国)◇6647ヤード・パー72>

約1カ月ぶりの米ツアー復帰はなかなか思うようにはいかなかった。日本ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップレディス」のスポット参戦を経て、先週は中国・上海での戦いに出場。アジアシリーズ初戦は41位タイだった。「フェアウェイからのショットが最近はピンに絡められていない。なかなか自分の思うように、アイアンショットでチャンスを作れていない」と、今の調子について冷静に話す。
オフは充実した時間を過ごし、スイングの調整を重ねてきた。先週のパーオン率は73.6%(53/72)と決して悪い数字ではないように思えるが、もっとバーディチャンスを演出していきたい。初めて回る今大会のコースはフェアウェイ、コースのアップダウンもありながら、グリーンもかなり大きい。ショットについては「攻め方を考えないといけないと思う。スイング自体はそんなに悪くないので、この傾斜に対してエイミングの取り方や向きが取りにくいところを気を付けていきたい」と意識していく。

さらに、グリーン上のどこにボールを乗せるかも重要なカギのひとつ。「縦の距離感もそうだし、グリーン上の傾斜が“馬の背”になっているところもある。上りのパットで打てるようにしたい」。18ホールを回るプロアマの最中にも、念入りにグリーン上の傾斜をチェックし自身のコースメモに書き込んでいた。クセの強いグリーンをしっかり頭に叩き込んだ。

ゴルフだけではない楽しみもある。「リディアがご飯に連れて行ってくれると言っていたのでそれが楽しみ」と、昨年覇者で韓国で生まれたリディア・コ(ニュージーランド)からお誘いも受けた。トップランカー同士の食事での会話も気になるところだが、そんな楽しみも胸に、いよいよ開幕を迎える。

最終戦の前哨戦はスキップする予定で、畑岡にとっては今季残り4試合。「ショットの調子自体はそんなに悪くないので、あとはパッティングでチャンスを決めていきたい」と意気込み、日本のエースは待望の今季初初優勝を目指していく。(文・笠井あかり)

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