賭博違反のユヴェントスMFファジョーリ、7カ月の出場停止処分に

 イタリアサッカー連盟(FIGC)は17日、ユヴェントスに所属するイタリア代表MFニコロ・ファジョーリへの処分を発表した。

 ファジョーリには違法なオンラインプラットフォームを通じた賭博に関する疑惑がかかり、トリノ検察やFIGCによって捜査が行われていた。この影響で最大3年間の出場停止処分や罰金などの処分が科される可能性が浮上していた。

 そんななか、FIGCは正式にファジョーリへの処分内容を発表。検察当局はサッカーイベントへの賭博を禁止する項目に違反したとして同選手に12カ月の出場停止処分を下したことを明らかにした。ただし、1万2500ユーロ(約198万円)の罰金に加え、ギャンブル依存症を克服するためのリハビリ施設に通うことでそのうちの5カ月は減刑される。また、少なくとも6カ月は治療を受けるほか、最低10回は公開会議に参加することも求められている。

 現在22歳のファジョーリはユヴェントスの下部組織出身で、2021年1月にトップチームデビューを果たした。今季はここまでセリエAで6試合に出場するなど、公式戦通算ではこれまで45試合出場で3ゴール6アシストを記録。また、2022年11月にはイタリア代表デビューも果たしていた。最大3年間の出場停止処分の可能性もあったものの、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』では、情報の開示や捜査に協力的だったことに加え、ギャンブル依存症が精神科医により認められたこともあり、処分が軽減されたことが伝えられている。

 それでも、ユヴェントスではすでにフランス代表MFポール・ポグバが、ドーピング違反で長期出場停止処分を受けることが濃厚になっており、ファジョーリが今シーズンの大半を欠場することは大きな痛手となりそうだ。

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