ベールを脱いだ無名のアマチュア“延田フェリーオノリン”　気になるその経歴は？

＜NOBUTA GROUP マスターズGCレディース　事前情報◇17日◇マスターズゴルフ倶楽部（兵庫県）◇6495ヤード・パー72＞

“延田フェリーオノリン”というアマチュア選手が主催者推薦で出場者リストに名を連ねていたが、ゴルフ界では無名の存在で、誰もその詳細を知らされていなかった。しかし、そのベールがついに明かされた。

延田フェリーオノリンは、日本と米国の国籍を持つ13歳。大会会長の姪という縁で主催者推薦を受け今大会に出場する。生まれは米カリフォルニア州ロサンゼルスで、その後すぐに日本へ。その後もハワイやフロリダ州などにたびたび引っ越しをし、今は米国のオンラインスクールで学んでいる。

父親がハワイでキャディとコーチをやっている縁で、7歳でゴルフを始めた。その後、Netflixの「ショートゲーム」というゴルフドキュメンタリー番組を見て、ゴルフにのめり込んでいったという。大会への出場経験も豊富で、プロの大会初出場には目を輝かせている。

現在のドライバーの飛距離は、230～235ヤード。ゴルフが好きな理由は、「トーナメントが大好き。わくわく感が好き」とあどけない笑顔で話し、将来は日本ツアーでプロになりたいという夢も持ちながら日々研鑽に励む。

予選ラウンドは、柏原明日架、山内日菜子と同組になった。特に柏原は憧れの選手だといい、「緊張していますが、予選を突破したいです」と話す13歳。予選を突破すれば、日本ツアーでは歴代7位の年少記録になる。（文・神吉孝昌）