リヴァプールがバイエルン所属のドイツ代表FWレロイ・サネに関心を寄せているようだ。14日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。
現在27歳のサネは2015年7月にシャルケの下部組織からトップチームへ昇格。約1年後にマンチェスター・シティへ加入すると、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームで前線の主力として活躍し、約4年間の在籍で公式戦通算135試合出場39ゴール46アシストという成績を残した。2020年夏にはバイエルンに完全移籍で加入し、ここまで公式戦144試合の出場で45ゴール37アシストを記録。合計7つのタイトル獲得に貢献している。
母国の名門バイエルンで「10番」を背負い、今シーズンもここまで公式戦11試合の出場で7ゴールを記録するなど躍動しているサネ。今回の報道によると、そんな27歳の快足アタッカーに対してリヴァプールが関心を寄せているようだ。同クラブを巡っては、右ウイング(WG)を主戦場とするエジプト代表FWモハメド・サラーにサウジアラビア勢からの接触が報じられており、来夏以降の去就が依然として不透明になっている。リヴァプールは同選手の退団に備え、後釜を確保するべくサネへのオファー提示を検討しているようだ。
リヴァプールはサネの獲得に向けて大金を費やすことも辞さない構えだという。『ミラー』によると、昨年夏にウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを獲得する際に費やした8000万ポンド(現在のレートで約145億円)を上回るクラブ史上最高額をつぎ込む可能性さえあるようだ。なお、サネはバイエルンと2025年6月末までの契約を結んでいるものの、来夏のタイミングでの国外移籍を検討しているとの報道もなされている。
レアル・マドリードやバルセロナからの関心も噂されているサネ。今後の動向に大きな注目が集まることとなりそうだ。