ヘンダーソンに向けられたブーイングを指揮官が非難「何のためなのか私には理解できない」

 イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督が、同国代表MFジョーダン・ヘンダーソンに向けられたサポーターからのブーイングについて言及した。13日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 13日に、オーストラリア代表と親善試合を行ったイングランド代表。ボールを支配していながら、シュート本数で相手に上回られるなど苦しんだイングランド代表だったが、57分にオリー・ワトキンスが挙げたゴールが決勝点となり、1-0で勝利した。そんななか、今夏にサウジアラビアへと活躍の場を移したヘンダーソンが後半途中にピッチから退く際、サポーターからブーイングを浴び話題となっている。

 試合後の会見に出席したサウスゲート監督は、物議をかもしている一部サポーターの行為について言及。「本当に理解できない」とヘンダーソンへのブーイングを批判しながら、「彼はイングランド代表として79キャップを記録している選手だ。彼の献身的なプレーと代表での活躍は並大抵のものではない。ピッチ内外でグループ内での彼の役割は非常に重要だ」と同選手を強く擁護した。

 また、「彼はジュード・ベリンガムを指導し、そのプロ意識と仕事へのあらゆる部分に対するアプローチにおいて、グループの模範となる人物だ」とヘンダーソンの存在がチームに好影響を与えていると主張。「ブーイングをしようと決めた人もいるが、それが何のためなのか私には理解できない。火曜日にここでイタリアと対戦する。このチームを応援しよう」とサポーターに共闘を呼びかけている。

 さらに、2034年開催のワールドカップ招致を目指しているサウジアラビアに、支持を表明する投稿をしたことが、ヘンダーソンに対するブーイングの原因だという指摘には、「イングランドのユニフォームを着た選手を応援することと、何の関係があるんだ?」と理解に難色を示した。

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