
チェルシーからレアル・マドリードにレンタル移籍中のスペイン代表GKケパ・アリサバラガが、今夏の移籍を振り返った。12日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在29歳のケパはアスレティック・ビルバオで活躍した後、2018年夏にGK史上最高額となる7100万ポンド(約130億円)でチェルシーに加入した。一時は控えに降格したものの、昨シーズン途中に正GKの座を奪還するなど、公式戦通算では163試合に出場。新シーズンはチェルシーが夏の移籍市場でスペイン代表GKロベルト・サンチェスを獲得したことから、熾烈な定位置争いが予想されていたが、ベルギー代表GKティボー・クルトワの負傷もあって急転直下でレアル・マドリードへのレンタル移籍を果たした。
ここまで公式戦9試合に出場しているケパはスペイン紙『アス』で今夏の移籍を回想。「マドリードへのレンタルはとても早かった。わずか2回の電話で、すべてが数時間で決まった」と語りながら、急遽移籍が決定した理由を次のように明かした。
「チェルシーというビッグクラブで5シーズンを過ごしたので、変化が僕にとっていいものになるかもしれないと思った。確かにバイエルンという選択肢もあったが、レアル・マドリードからの連絡がきて、考える必要はなくなった。以前にその可能性があったかどうかなどは関係なかった。重要なのは今夏にそれが現実になったということだ」
「(来年)7月に何が起きるかなどと10月から考えたくはない。僕が言えることはここでとても幸せだということだ。もちろん、努力と熱意を欠くことはない。マドリードの歴史がさらに素晴らしいものになるようにあらゆる瞬間、試合を最大限楽しむことができるように努力するつもりだ」