前線強化を望むチェルシー、ナポリの“主砲”オシムヘンに関心か…1月の獲得を検討?

 チェルシーが、ナポリ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンに関心を寄せているようだ。11日、大手スポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。
  
 今夏にマウリシオ・ポチェッティーノ監督を迎えたチェルシーは、移籍市場で昨シーズンまでの主力選手の売却に踏み切りつつ、若手を中心とした積極補強を敢行。前線にもフランス代表FWクリストファー・エンクンクやセネガル代表FWニコラス・ジャクソンら、攻撃の主軸となり得る選手を獲得した。しかし、エンクンクは左ひざ半月板損傷に伴う手術の影響で長期離脱を強いられ、N・ジャクソンもここまでリーグ戦2ゴールという成績に留まっている。

 このような状況を鑑み、ポチェッティーノ監督含めたクラブ幹部は前線の補強を希望しているとのこと。1月に開幕を迎える冬の移籍市場では一線級のストライカーの獲得に動く可能性が高いと見られている。かねてからブレントフォード所属のイングランド代表FWイヴァン・トニーへの関心が明らかになるなか、チェルシーはナポリの“主砲”オシムヘンも獲得候補としてリストアップしているという。

 現在24歳のオシムヘンは2020年9月にリールからナポリに完全移籍加入。以降はセンターフォワード(CF)の主軸として活躍を続け、ここまで公式戦通算111試合の出場で65ゴール15アシストを記録している。在籍3年目の昨シーズンはセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、ナポリの33年ぶり3度目のスクデット獲得に大きく貢献した。

 今シーズンもここまで公式戦10試合の出場で6ゴール1アシストをマークするなど“絶対的エース”として存在感を放っているオシムヘン。しかし、先日ナポリの公式TikTokアカウントにPKを失敗した同選手を嘲笑するかのような動画が投稿され、代理人を務めるロベルト・カレンダ氏がこれを問題視。また、今夏に就任したリュディ・ガルシア監督との確執も囁かれるなど、クラブとの関係悪化が噂されている。ナポリは2025年6月末までとなっている同選手との契約延長を希望しているものの、現時点で交渉は合意に達していない。

 昨シーズンのセリエA王者はオシムヘンの評価額を1億2000万ポンド(約220億円)程度に設定しており、この金額はブレントフォードが設定するトニーの評価額よりも4000万ポンド(約73億円)程度高いという。なお、オシムヘンに対してはレアル・マドリードやアーセナル、サウジアラビア勢も興味を示しているようだ。

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