
ユヴェントスに所属するイタリア代表MFニコロ・ファジョーリに賭博違反をした疑いで捜査対象になっているようだ。11日、イタリア紙『La Stampa』が伝えている。
報道によると、違法なオンラインプラットフォームを通じた賭博に関する捜査がトリノ検察によって行われており、アクセス、データ、取引を精査している中で、ファジョーリは捜査対象となっている容疑者の一人に挙げられているという。
現時点ではファジョーリがどのようなイベントに賭け、スポーツ正義の倫理規定に違反しているかどうかなどは明らかになっていないが、仮に有罪となった場合、同選手には2万5000ユーロ(約400万円)を超える罰金に加え、最大3年間の出場停止処分が科される可能性がある。
このような状況を受け、ファジョーリの代理人弁護士らは『ANSA通信』に対し、「ニコロ・ファジョーリの弁護士として、私たちはクライアントが最大限の透明性とスポーツおよび民事司法当局との協力のもと、責任感を持ってこの状況に直面していることを明らかにする。これは彼が最初に検察官に状況を迅速に知らせたという事実によって裏付けられている。ニコロは落ち着いていて、ユヴェントスと今シーズンに集中している」と声明を発表している。
現在22歳のファジョーリはユヴェントスの下部組織出身で、2021年1月にトップチームデビューを果たした。今季はここまでセリエAで6試合に出場するなど、公式戦通算ではこれまで45試合出場で3ゴール6アシストを記録。また、2022年11月にはイタリア代表デビューも果たすなど、期待の若手選手だが、果たして長期出場停止処分が科されることになるのだろうか。