
8日に行われたラ・リーガ第9節セルタ戦に先発出場したヘタフェのFWメイソン・グリーンウッドが、公式戦で627日ぶりとなるゴールを決めた。
現在22歳のグリーンウッドはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身。2019年にトップチームデビューを果たした同選手は、クラブ公式戦通算129試合に出場し35得点12アシストを記録するなど、“赤い悪魔”での将来を嘱望されていた。しかし昨年1月、恋人に対する強姦や暴行行為等で逮捕および起訴されると、マンチェスター・ユナイテッドから活動停止処分を科されることに。最終的には起訴が取り下げられたものの、クラブによる内部調査を踏まえた上でクラブ退団が決定。新天地はヘタフェで、1年間のレンタル移籍加入が決まった。
先月17日に行われたラ・リーガ第5節オサスナ戦でデビューを飾り、おおよそ20カ月ぶりに公式戦のピッチに立ったグリーンウッド。第7節アスレティック・ビルバオ戦では加入後初先発となると、DFガストン・アルバレスのゴールをアシストしていた。そして8日、第9節セルタ戦に先発出場した同選手にスペインでの再出発後初となる得点が生まれる。左サイドのペナルティエリアを抉ったFWボルハ・マジョラルからのパスが、ファーサイドに走り込んだグリーンウッドのもとに届き、最後は冷静に流し込んだ。2022年1月19日のブレントフォード戦以来となる627日ぶりの公式戦での得点になった。
なお、7枚のイエローカードと前半のうちに退場者を出したヘタフェは、セルタの波状攻撃を耐え切り、2-2で勝ち点1を持ち帰ることに。試合後、グリーンウッドは自身の公式Instagramにて「ヘタフェでの初ゴールを決めることができて嬉しい。勝ち点1を取れたことは、素晴らしいチームスピリットによるものだ」と綴っている。