アジア2次予選ではA代表と激突…森保監督もU24北朝鮮戦を視聴「激しく、厳しい局面がすごくあった」

 日本代表を率いる森保一監督が、今月の代表活動に向けた意気込みを示した。

 昨年11月に行われたカタールW杯ではベスト16敗退となり、悲願の“8強入り”は次大会に持ち越しとなった日本代表。今年3月からは、北中米(アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国合同開催)に続く旅路を歩み始めると、ここまでの6試合で4勝1分1敗と大きく勝ち越し。とりわけ、先月のドイツ戦では4-1と再び歴史的な勝利を収めている。

 そして迎える10月の代表ウィークでは、13日にカナダ代表と17日にチュニジア代表と対戦。来月からはW杯・アジア2次予選が始まり、来年1月にはアジアカップも控えている日本代表にとっては、最後のテストマッチとなる。森保監督は「目の前の試合を大切にすることを忘れてはいけないが、11月からはアジア予選が始まります。年明けにはアジアカップというアジアの頂点を目指す戦いも待っています。予選、アジアカップに向けてレベルアップできるよう、個々の連携・連動が高まるよう、チーム戦術の浸透がより深まるように、この2試合を大切にベストを尽くして戦っていきたいです」と意気込みを語った。

 また、森保監督は「ここまでのすべてにおいて、アジア予選・アジアカップという公式戦に、よりチームのパワーを持っていくことを目的として、選手層と戦術の選択肢を幅広くとれるように活動してきました」と前置きしつつ、「ただ、目の前の試合には親善試合でも公式戦でも、勝利を目指す、勝利が求められることを忘れずに一戦一戦に臨んでいます。油断や隙を見せず、全員が最善を尽くしたなかで、戦術・選手の部分で試せるところは試していきたい。バランスを見て、チャレンジを忘れず、未来に向けて、勝利とチームのレベルアップを同時に促していくつもりです。1月からは招集人数も変わり、少なくなります。だからこそ、何にチャレンジするかを勝利の次に、チームでより精査しないといけません」と何よりも、勝利にこだわる姿勢を示した。

 さらに森保監督は、今月1日に行われた『第19回アジア競技会大会・準々決勝 U-22日本代表vsU-24北朝鮮代表』にも言及。来月から始まるW杯・アジア2次予選では北朝鮮代表と対戦することもあり、同試合を視聴したとのことだ。大会規定として設けられているオーバーエイジ制度をフル活用するほどの本気ぶりを見せた U-24北朝鮮代表との一戦については「ピッチ上のお話をさせていただきます」とした上で、以下のように述べている。

「激しく、厳しい局面がすごくあり、日本の選手がレイトタックルなどでケガをしなければいいなという思いはありました。A代表も北朝鮮との戦いを控えていますし、激しく、厳しい試合になることを想像しながら観戦していました」

「ただ、Jリーグでも激しく、厳しい戦いはあります。欧州組も、もしかしたらあの試合より、激しく厳しい試合のなかでプレーできているので、選手たちは普段やっていることに自信を持って、激しい、厳しいを乗り越えてくれると思います。無論、ラフプレーにおいては、我々のコントロールできるところではありません。選手にはまず恐れず普段通りやってほしいということ。ジャッジはレフェリーに任せ、それが選手を守るものだと信じて、戦いに挑みたい」

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